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“なみえ焼そば” キッチンカーで5月26日 13時13分
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原発事故の影響で避難生活を余儀なくされた福島県浪江町の飲食店の人たちに、調理器具付きの車が贈られ、さっそく名物の「なみえ焼そば」が作られ、集まった人たちがふるさとの味を楽しみました。
浪江町は震災と原発事故の影響で全域が避難区域に指定され、すべての住民が避難生活を余儀なくされ、仕事を失った人も大勢います。こうしたなか、26日、福島市の仮設住宅で、ドイツの企業から飲食店を経営していた人たちに「キッチンカー」と呼ばれる調理器具付きの車3台が贈られました。
会場には浪江町の馬場有町長が訪れ、「浪江町の思いを込めて浪江の食文化を堪能してもらうイベントを皆さんで応援しましょう」とあいさつしました。
飲食店の人たちは、早速ご当地グルメとして知られる町の名物「なみえ焼そば」やギョーザを作り、集まった人たちがふるさとの味を楽しんでいました。
79歳の女性は「とてもおいしく懐かしい味でした」と話していました。
なみえ焼そばを作った石澤茂さんは「なみえ焼そばを食べて町のことを思い出してもらい、私たちもいつかまた町に帰れるという思いを込めて作ります」と話していました。
飲食店の人たちを乗せたキッチンカーは、県内各地の仮設住宅を回って焼きそばなどを販売する予定で、売り上げの一部は避難している住民でつくる自治会に寄付されるということです。
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