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不燃物がれき 復興工事で再利用5月26日 5時43分
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東日本大震災で発生したがれきのうち、処理が特に進んでいないガラスくずや瓦くずなどの不燃物について、環境省は、分別が済んでいて有害物質を含んでいないことなどが確認できたものは、被災地の復興のための公共工事に再生利用できるとする考え方をまとめました。
震災で発生したがれきの量は、岩手、宮城、福島の3つの県の沿岸部だけでもおよそ1880万トンに上っていますが、特にガラスくずや瓦くずなどの不燃物については処理が進んでいないのが実情です。
環境省は、こうしたがれきのうち、分別が済んでいて、有害物質を含んでおらず、周辺の水質の汚染やメタンガスなどの有毒ガスが発生するおそれもないことなどが確認できたものは、被災地の復興のための公共工事に再生利用できるとする考え方をまとめ、被災地の各県に通知しました。
この中では、再生利用可能な不燃物のがれきの放射性物質の濃度についても目安を示していて、1キロ当たり3000ベクレル以下で、地表から30センチ以上埋めれば、道路や防波堤などに活用できるとしています。
不燃物のがれきは、被災地以外の自治体での受け入れも進んでいないのが実情で、環境省は再生利用を通じて、がれき全体の量を減らしたいとしています。
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