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がれき活用の土台に植樹 防潮林に
5月26日 15時11分

がれき活用の土台に植樹 防潮林に
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津波で出たがれきでかさ上げした土台に防潮林を植える計画の宮城県岩沼市で、26日、試験的に作られた土台に地元の人たちが木の苗を植えました。

津波で大きな被害を受けた岩沼市では、津波対策として、がれきを使ってかさ上げした土台に防潮林を植える計画を沿岸部の20か所ほどで進めています。
計画を進めるにあたって、仙台空港近くに試験的に土台が作られ、26日、地元の人たちなど1000人が参加して木の苗を植えていきました。
高さ4メートル、敷地面積2000平方メートルの土台は、コンクリートや流木などのがれきを積み上げた上に土が盛られていて、土台に上がった参加者たちは、かしや桜など20種類の樹木の苗、6000本を丁寧に植えていきました。
岩沼市は、苗の成長とともに、土台に使ったがれきが十分な強度があるかなどを調べたうえで、問題がないと実証できれば本格的な整備を始めることにしています。
岩沼市の井口経明市長は「津波対策と処理が課題になっているがれきの活用を一度にできる取り組みで、1000年後にも残るような防潮林にしていきたい」と話していました。

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