WHOが被ばく線量推計、福島2カ所で最大50ミリシーベルト

2012年 05月 24日 10:56 JST
 
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[ジュネーブ 23日 ロイター] 世界保健機関(WHO)は23日、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、住民の被ばく線量を推定した報告書を発表した。

専門家らによると、全身の被ばく線量が最も高かったのは、福島県浪江町と飯舘村の2カ所で10─50ミリシーベルト。このほかの同県全域では1─10ミリシーベルト、日本のほぼ全域では0.1─1ミリシーベルトだった。

WHOによると、全身被ばく線量が100ミリシーベルトを超える場合、がんのリスクが高まるという。

一方、幼児の甲状腺の被ばく線量は、浪江町で100─200ミリシーベルトだった。

報告書は、日本政府が震災後から昨年9月までに公表した、大気や土壌、水や食物に含まれる放射性物質の濃度を基に作成された。

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5月23日、世界保健機関は、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、住民の被ばく線量を推定した報告書を発表した。福島県浪江町で1月撮影(2012年 ロイター/Issei Kato)