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脱走ペンギン、野生生活でマッチョ化していた!

 今年3月に東京・江戸川区の都立葛西臨海水族園から脱走し、24日に保護されたフンボルトペンギンが、82日間の野生生活で胸筋が発達するなど「マッチョ化」していたことが25日、分かった。結膜炎の疑いはあるものの、元気な様子を見せている「脱走ペンギン」は、早ければ1週間後にも一般公開される。

 82日ぶりに保護された「脱走ペンギン」は、東京湾内を毎日必死に泳ぎ回り、エサを得るために肉体を駆使したことで他の個体以上に胸筋が発達していたことが判明した。葛西臨海水族園の坂本和弘副園長は「たくましくなって、かなりガッチリしています」と驚きの声を上げた。

 一夜明けた25日は、午前中から獣医師の診察を受けた。個体識別のリングが付けられていた右の翼の羽根が一部抜けていたこと以外に異常は見られず両脚もピンピン。体重も3280グラムと1歳の“同期生”4羽と比較しても重量級。極め付きがマッチョ化した胸筋だ。

 坂本副園長は「ペンギンは衰弱すると胸筋から衰えるもの。いつもはプールでエサを与えられる立場でしたが、実際に生きている魚を捕らなくてはならない立場になり、圧倒的な運動量となった結果だと思います」と驚いた様子で話した。

 ただ両目、とりわけ右目が充血して腫れた状態となっているため、結膜炎の疑いがあることも判明。脱走中のすみかとなった河川の水質汚染が原因とみられる。今後は動物用の目薬を点眼し、治癒を図る。

 坂本副園長によると、ペンギンは24日午後5時30分頃に千葉県市川市を流れる江戸川の行徳橋付近で保護された後、水族園に輸送。報道陣による会見に「緊張した状態」(副園長)で臨んだ。久しぶりの“自宅”での夜は、細菌感染の懸念などがあるため、カゴに隔離。他の134羽との再会は果たせず、父ペンギン、母ペンギンの顔を見ることもできなかったが、園関係者は「ペンギンは群れ単位で動くものなので、親子であることもお互い忘れちゃっているでしょう」と明かした。

 飼育員に対し、ぐったりするどころか元気な様子を見せている「脱走ペンギン」。少なくとも1週間の検疫期間が必要で、その間に異常などが見つからなければ、一般公開に支障はない。早ければ来週末には元気な姿を披露してくれることになりそうだ。

(2012年5月26日06時03分  スポーツ報知)

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