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2012年5月26日 (土)

EpgDataCap_Bon10.69のビルド方法

 B-CASでいろいろな事件が起きている影響か、EpgDataCap_Bon(EDCB)のVer.10.69から、デフォルトではスクランブル解除ができないよう設定が変更された。
 EDCBの10.69以降を用いる場合には、EpgDataCap_Bon.exeのみソースを修正して再ビルドする必要があるので注意。
 修正するファイルは2つ。

 1) \src\BonCtrl\ScrambleDecoderUtil.cpp
 24~25行目の「return FALSE;」「/*」という2行を削除、64行目の「return ret;*/」から「*/」を削除して「return ret;」に修正、の2か所を修正。
 2) \src\EpgDataCap_Bon\EpgDataCap_Bon\EpgDataCap_Bon.rc
 181行目と187行目に「NOT WS_VISIBLE | 」という記載が2箇所あるので、どちらも「NOT WS_VISIBLE | 」を削除、の2か所を修正。

 EDCB10.66のソースがあれば、内容を比較すればすぐわかる。
 修正後VS2010で、EpgDataCap_Bon.sln を読み込み、メニューが「Debug」になっていたら「Release」に変更した後、「ビルド」-「ソリューションのビルド」を選択、実行する。
 \src\x86\Release\のフォルダーに、EpgDataCap_Bon.exeができていればOK。

 Visual Studio 2010のExpress Editionだと、別途MFCを入手する必要があるので、この際Visual Studio 2010 Professional を入手しておくことをお勧めする。
 学生ならMicrosoft dream sparkから無料で入手可能。
 http://www.microsoft.com/japan/academic/dreamspark/default.mspx
 大学生ならすぐに入手できるが、高校生の場合は無償ダウンロード用アカウントが発行されるまで1週間程度かかるなど、入手方法が多少面倒なので注意。

 何らかの理由でVS2010が入手できないなど、ビルドできる環境が無い場合は、EDCB10.66からEpgDataCap_Bon.exeだけをコピーして、10.69のファイルに上書きすればよい。EpgDataCap_Bon.exe自体は10.66から10.69での機能変更はドロップ数のカウント方法が修正された程度なので、先に記載した手順で再ビルドしても10.66のEpgDataCap_Bon.exeとほとんど同じファイルができる。

http://dtv.air-nifty.com/sphd/2012/05/epgdatacap_bon1.html

(お詫び)2012/5/26 12:00公開の記事に一部誤りがあり、14:30に修正しました。

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