NHK京都府のニュース　京都放送局

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亀岡事故遺族　刑事処分求める

亀岡市で先月、小学生の列に車が突っ込み１０人が死傷した事故で、車を運転していた１８歳の少年の審判を前に、裁判所が、犠牲になった児童の遺族から意見などを聞き取りました。
遺族は少年の刑事処分を求める意見を裁判所に伝えました。
先月２３日の事故では、亀岡市の１８歳の無職の少年が無免許で車を運転し事故を起こしたとして自動車運転過失致死傷などの疑いで京都家庭裁判所に送られ、今後、少年審判が開かれることになっています。
関係者によりますと、家庭裁判所は審判に向けて犠牲者の遺族から意見を聞き取る調査を実施し、２５日は、亡くなった小谷真緒さん（７）の両親などが弁護士とともに、裁判所を訪れました。
担当の調査官から、事故を起こした少年にどういう気持ちを持っているかや、少年にどのような処分を求めるかなど質問されたと言うことです。
父親の小谷真樹さんは、ＮＨＫの取材に「調査官には必ず刑事処分にしてくださいと伝えました」と述べて、少年を検察庁に送り返して大人と同じ刑事裁判を受けさせるよう求めたことを明らかにしました。
この事故では、検察庁も少年を家庭裁判所に送るにあたって「刑事処分が相当だ」とする意見を付けたと見られています裁判所はほかの２人の犠牲者の遺族からも同様の聞き取りを行ったということで、今後、事故に至ったいきさつなどをさらに調査し運転していた少年の処分を決めるものとみられます。

05月26日　14時46分

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