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夢と誇りを賭けた一世一代の大勝負!「第79回 東京優駿(日本ダービー)」
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データ分析

夢と誇りを賭けた一世一代の大勝負!「第79回 東京優駿(日本ダービー)」

2005年には圧倒的な強さを見せつけたディープインパクトが、2011年には雨中に強烈な末脚を発揮したオルフェーヴルが優勝、秋には菊花賞も制しクラシック三冠制覇を達成した。また、2007年にはウオッカが牝馬として64年ぶりとなる優勝を成し遂げた。競馬の祭典とも言われるこの一戦を制することは、すべてのホースマンが夢見る競馬界最高の栄誉と言っても過言ではない。それでは、過去10年のレース結果から導き出された注目のデータをお届けしよう。






HIGHLOW
芝で3勝以上の馬が圧倒!

まず、芝のレースにおける通算勝利数別成績に注目してほしい。優勝馬10頭はすべて「3勝以上」を挙げていた馬で、2着馬も9頭が同グループから送り出されていた。しかも、好走率は勝利数が増えるに従って上昇しており、「5勝」馬にいたっては、3着内率80.0%という高い値を叩き出している。今年も芝コースでの通算勝利数に注目したいところだ。〔表1〕
〔表1〕 芝レースの通算勝利数別成績(過去10年)

通算勝利数 成績 勝率  連対率 3着内率
5勝 3-0-1-1 60.0% 60.0% 80.0%
4勝 4-1-0-9 28.6% 35.7% 35.7%
3勝 3-8-2-54 4.5% 16.4% 19.4%
2勝 0-1-6-58 0% 1.5% 10.8%
1勝 0-0-1-20 0% 0% 4.8%
0勝 0-0-0-7 0% 0% 0%

6勝以上の出走はなし

近3走以内での重賞勝ちの実績が重要!

近3走以内に出走した芝の重賞レースでの最高着順別成績を調べると、興味深いデータが得られた。連対馬20頭は、すべて「1着」グループから送り出されていた。また、3着には「2着」組から4頭が出ているが、「3着以下」や「芝の重賞不出走」組は3着以内ゼロという結果に終わっている。近3走以内における芝の重賞レースでの着順は、今年も見逃せないポイントになるだろう。〔表2〕
〔表2〕 近3走以内に出走した芝の重賞レースでの最高着順別成績(過去10年)

最高着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 10-10-6-60 11.6% 23.3% 30.2%
2着 0-0-4-37 0% 0% 9.8%
3着以下 0-0-0-39 0% 0% 0%
芝の重賞不出走 0-0-0-13 0% 0% 0%

3走前と2走前の着順も要チェック!?

さらに、3走前と2走前の着順も、注目のチェックポイントになりそうだ。「3走前と2走前ともに1着」グループは、勝率19.4%、連対率22.6%、3着内率29.0%とすべてのカテゴリーでトップの数値となっている。次いで「3走前より2走前の着順が上」グループが連対率14.0%をマークしているのに対し、「3走前より2走前の着順が下」グループは同6.2%、「3走前と2走前の着順が同じ(1着を除く)」グループは同0%と苦戦傾向にある。前走だけでなく、3走前と2走前の着順にも、目を光らせる必要がありそうだ。〔表3〕
〔表3〕 3走前と2走前の着順比較別成績(過去10年)

着順比較 成績 勝率  連対率 3着内率
3走前と2走前ともに1着 6-1-2-22 19.4% 22.6% 29.0%
3走前より2走前の着順が上 3-5-1-48 5.3% 14.0% 15.8%
3走前と2走前の着順が同じ(1着を除く) 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
3走前より2走前の着順が下 1-4-5-71 1.2% 6.2% 12.3%

勝率では前走GI 出走馬が断然!

前走のレース別成績を見ると、過去10年の優勝馬はすべて、前走で「皐月賞」・「NHKマイルC」・「桜花賞」のGI レースに出走していたことがわかる。3着内率でも、このGI 3レースは上位となっており、前走がGI 以外のトライアルレースなどのグループを、一歩リードしている。今年もこの傾向が続くのか、注目してみたい。〔表4〕

(河野道夫)
〔表4〕 前走のレース別成績(過去10年)

前走のレース 成績 勝率  連対率 3着内率
桜花賞 1-0-0-0 100% 100% 100%
皐月賞 6-3-6-61 7.9% 11.8% 19.7%
NHKマイルC 3-1-1-19 12.5% 16.7% 20.8%
青葉賞 0-4-1-24 0% 13.8% 17.2%
京都新聞杯 0-2-0-19 0% 9.5% 9.5%
プリンシパルS 0-0-2-19 0% 0% 9.5%
その他のレース 0-0-0-7 0% 0% 0%

GIプレビュー


HIGHLOW
5月27日に東京競馬場で行われる東京優駿(第79回日本ダービー)(GI)には、二冠制覇を狙うゴールドシップ(牡3 父:ステイゴールド 栗東・須貝尚介)、皐月賞2着馬ワールドエース(牡3 父:ディープインパクト 栗東・池江泰寿)、トライアルの青葉賞を制したフェノーメノ(牡3 父:ステイゴールド 美浦・戸田博文)、京都新聞杯をJRAレコードで優勝したトーセンホマレボシ(牡3 父:ディープインパクト 栗東・池江泰寿)などが出走を予定しています。

参考レース



競走成績・レース映像
2012年3月24日
第59回 毎日杯(GIII)

優勝:ヒストリカル
2着:マウントシャスタ
3着:スピルバーグ



競走成績・レース映像
2012年4月15日
第72回 皐月賞(GI)

優勝:ゴールドシップ
2着:ワールドエース
3着:ディープブリランテ


競走成績・レース映像
2012年4月28日
第19回 青葉賞(GII)

優勝:フェノーメノ
2着:エタンダール
3着:ステラウインド



競走成績・レース映像
2012年5月5日
プリンシパルS

優勝:スピルバーグ
2着:ローレルブレット
3着:アルキメデス


競走成績・レース映像
2012年5月5日
第60回 京都新聞杯(GII)

優勝:トーセンホマレボシ
2着:ベールドインパクト
3着:エキストラエンド



競走成績・レース映像
2012年5月6日
第17回 NHKマイルC(GI)

優勝:カレンブラックヒル
2着:アルフレード
3着:クラレント

ご注意:当コーナーの情報は、制作段階の情報に基づき制作されております。出走回避などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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