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石巻市と石巻専修大、災害対応で協定 避難所提供より円滑に
 | 協定書を交わし握手する亀山市長(右)と坂田学長 |
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宮城県石巻市と石巻専修大は25日、大規模災害に対応するための連携協定を結んだ。大学側が施設を提供したり、災害時のボランティア活動を支援したりすることで、市民の避難や復旧活動を円滑にするのが狙い。同市が研究機関と災害に関する協定を結ぶのは初めて。 亀山紘市長と坂田隆学長が市役所で協定書に署名した。亀山市長は「大学には震災後、避難所や救護所の設置など迅速に対処してもらった。連携は心強い」と強調。坂田学長は「震災の経験を生かしたい。災害時だけでなく復興事業の手伝いもしていきたい」と話した。 市と同大は2008年に包括的な連携協定を締結。昨年3月末に今回と同様の災害連携協定を結ぶ予定だったが、震災で中止されていた。 同大は震災後、締結予定だった協定の趣旨に基づき教室や体育館などを提供。避難所や災害ボランティアセンターなどとして活用され、震災対応の拠点の一つとなった。
2012年05月26日土曜日
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