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北陸の経済ニュース 【5月26日02時54分更新】
45万キロワットに拡大 北電、風力受け入れ
北陸電力は25日、風力発電の受け入れ量を30万キロワット増やすと発表した。受け
入れ量は45万キロワットに拡大し、7月2日から風力発電事業者の受け付けを始める。
再生可能エネルギーによる電力の全量買い取りを義務付けた「固定価格買い取り制度」が
7月から始まるのに備える。中部、関西、四国電力と連携し、風力の受け入れ量拡大を検討していた。現在は15万 キロワットを受け入れ、これ以外に深夜などで一時的に運転を中止することを条件に10 万キロワットを募集している。6月29日にこの10万キロワット分の募集を終了し、新 たに30万キロワットを受け付ける。 2017年3月末までに導入できる風力が対象となる。北電によると、管内で50キロ ワット以上の風力は北電グループの施設を含めて4月末時点で15カ所にある。 風力は天候による出力変動が大きく、受け入れ量が増えると変動に対応できずに周波数 が乱れる可能性がある。北電は出力変動への調整力を確保するため、中部、関西電力に最 大25万キロワットを送電する。
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