国盗り合戦、新幹線ゲーム‥。往年の駄菓子屋をにぎわせたゲームが40台以上勢ぞろい!「駄菓子屋ゲーム博物館」【板橋本町】

東京

地元 : 東京

2012年05月24日 10:31

『駄菓子屋ゲーム博物館』 オススメ度:★★★★☆



ほいっ、板橋本町駅にある駄菓子屋ゲームの博物館でございます。
ジャンケンゲームとか、10円玉を弾いてゴールに入れるのとか

往年の駄菓子屋をにぎわせたゲーム機が、40台以上展示されているんです。

しかも、すべて現役バリバリ!実際にプレイができるんです。くー、早くやりてえ。
では、詳細をご案内しましょう。








▲ちょいと寂しい商店街の中にあります。

半ばシャッター街と化している、ちょいと寂しい商店街の中にあります。いかにも、ほそぼそと駄菓子屋が経営を営んでいそうな雰囲気。駄菓子屋ゲームの博物館を作るには、ぴったりの立地ではないでしょうか。あんまし、騒がしいとこにあってもね。





▲駄菓子屋ゲーム博物館、通称コン太村の全景

こちらが駄菓子屋ゲーム博物館。
外から見る分には、普通の駄菓子屋さんみたい。1階部分だけが展示スペースなので、それほど広くないですね、こじんまりしてます。





▲館内にところ狭しと並ぶゲーム機。その数、じつに40台以上。

館内には、ところ狭しとゲーム機が並べられていて、その数、じつに40台以上。
しかも、これで所有台全てじゃなくって、倉庫に保管してる出しきれてないのと、ちょくちょく展示替えをしているそうです。ほんとのほんとに全部やろうと思ったら、何度も根気よく通うっきゃないっすね。

この博物館の、そもそものはじまりは2003年に作られた館長岸さんのホームページにさかのぼります。
個人でコレクションしていた駄菓子屋ゲームの紹介ページがきっかけで、彼のもとに、本来なら廃棄されるはずだったゲーム機が集まりだしたとか。機体のレンタル、期間限定の出店などをへて、2009年に板橋区から正式なオファーがあって、博物館をオープンするにいたったんですって。
おそらく、ホームページ開設時に書かれたのでしょう。「夢」という項目には、こんなことが書かれています。

将来的な夢は、実物のゲーム機を展示した「駄菓子屋ゲーム博物館」を開館したいと思っている。 懐かしのあのゲームに、実際に触れて遊べるのである。
ただ、現実的には展示品であるゲーム機数も個人のコレクションのレベルであるし、 博物館としての継続的な運営と採算を考えると、夢のまた夢かもしれない。

ってね。
しっかり叶ってますよ、その夢のまた夢。信じて進めば、夢は実現するんですね。勇気、もらいました。
館長さんのホームページ見ると分かるんだけど、ゲーム機をまるでタレントのように、大事に大事に扱ってるんですよね。各台ごとに、テレビや映画への出演歴が記録されていて。駄菓子屋ゲーム、ほんと好きなんだろうなー。愛が伝わってきます。





▲ゲームに成功すると、でてくるメダル。駄菓子とかと、交換できるんです。

ゲームに成功すると、こんなメダルが出てきます。メダルを貯めると、点数に応じた賞品と交換できるんです。パチンコと同じシステムですね。





▲賞品1 駄菓子

豊富なラインナップの駄菓子と、交換できます。
ブタメンとか懐かしいわー。小学生の頃、よく買ってたなあ。麺がふやけるぐらい、たっぷり時間置いて、食べるのがおいしいんですよね。お小遣いで食いつなぐしかないんでね、貧乏くさい話し、ちょいと量が増えた気がするのも、嬉しかったし。





▲賞品2 オリジナルノベルティーグッズ

駄菓子屋ゲーム博物館オリジナルTシャツ(1580円分)なんかもあれば、サミー開発スタッフ制服(2800円分)ってなゲーム機メーカーのレアアイテムもあります。非売品で、当たり券との交換専用なので、こいつを手に入れようと思ったら、相当ゲームが上手くならなきゃいけません。









 (ほぼ)全台紹介! 

せっかくですし、館内にあった40台あまりのゲーム機をほぼ全部お見せしましょう。
珍スポにあるイケてる看板と、通じる良さがあるんですよね、ここのゲーム機。昭和のセンスで描かれたイラストが、味があって、たまらなくソソるんですわ。インテリアとして、玄関に飾りたいぐらいですよ。なかには「よくこのイラストでGOサイン出たな!」ってな、ゆるすぎる台もチラホラあって、もう最高。ではでは、ご覧ください。




【コインを弾く系】



投入口に入れた10円玉を弾いて、ゴールまで持っていくタイプのゲーム機たちです。
10円玉っていう日常を代表するアイテムが、ゲーム機という非日常の中に迷いこんでしまう。この手のタイプは、そういう感覚が楽しいんですよね。





▲『ホップステップジャンプ』  ぬるっと平面的なキャラクターデザインが、いかにも珍




▲『新幹線ゲーム?』  ドラマ「こち亀」、映画「東京タワー」にも出演した人気台




▲『新幹線ゲーム改』  新幹線とは名ばかりで、完全に舞台が宇宙です




▲『ゴルフ』  「まんがタイム」とかの4コマ雑誌に連載してそうな、大雑把なイラストが○




▲『スーパーテニス』  ちょっと変わったルールのゲーム機。7回挑戦するも、クリアーならず。 




▲『アラウンドザワールド』  真ん中の飛行機がクルクル回ってます。




▲『インターチェンジ』  インターチェンジって、思い切ったゲーム名だな。




▲『カーレース』  上記の「インターチェンジ」と同じ。名前を変更して、マイナーチェンジ。




▲『世界一周』  もっとも色褪せていた台。イラストから、当時の世界観を察せるのも、おもしろい。






【玉をゴールに入れる系】

こちらはパチンコ玉とかピンポン玉をゴールに入れる系のゲーム。10円玉を使うものより、ルールのバリエーションが豊富です。



▲『ワールドサッカー』 中央の選手を、左右に動かして、ボールを2回弾けば成功。難易度高。




▲『ワールドサッカー改』  選手が、ゴールに変わってます。ルールも簡単。3回ゴールに入れればOK。




▲『コロリンボール』  ワニを操作し、ボールをゴールに導きます。




▲『???』  キャラクターが完全に巨人の星。たぶん公式じゃないよね?




▲『カーニバル』  んー、これは公式っぽいな。




▲『サーカス』  この台のデザイン、一番好き。ゆるいぜ!




▲『UFO』  すごいよマサルさんの空気感に似てる。愛に気づいてください。




▲『ピンポンパン』  珍しいアメフトモチーフの機体ですね。 










【ルーレット系】

運が頼りのルーレット系です。
たぶん、目押しって通用しないですよね?




▲『国盗り合戦』  あー、これ地元の駄菓子屋にあった。ゲームオーバー音、いまだに耳から離れてないわ。




▲『グッドタイミング』  すっごいストレートなネーミング。




▲『ピカデリーサーカス』  この四角い操作ボタン、超懐かしい。固くって、押しごたえあるんだよなあ。




▲『フェニックス』 子供のころは30倍だの大穴ばかり狙ってましたね。今なら現実的に6倍へベットです。




▲『フィーバーチャンス』  スターウォーズの影響は見られるキャラクターデザイン。



▲『ファンタジーワールド』  こちらはドラクエの影響が見てとれます。当時の流行りが感じられるのも、楽しいですね。





▲『スーパーマシーン』  BMWの表記が「ベーエムベー」でした。うーん、時代。




▲『マリオルーレット』  任天堂、こんなアーケード筐体も出してたんですね。




▲『F91 パーフェクト3』  うわー、これも懐かしい。やった、やった。





【その他】

いままでのカテゴリーには属されないタイプのゲーム機です。




▲『チャンスラー』  クレーンがよちよち動いて、握力もむちゃくちゃ弱いんだよなあ。老人。




▲『ちびパチフィーバー』  パチンコシュミレーション台ですね。




▲『アウタースペース』  ボタンを連打して、敵を退治するタイプ。高橋名人にやらせたい。




▲『ジャンケンマン』  一番良く見かけたね、この機体。




▲『ジャンケンマンJP』 

僕が小さいとき、駄菓子屋に一番置かれてたゲームが、このジャンケンマン。子供ながらに「たまに勝たせてもらってる感」が嫌で、ほとんどやりませんでしたけど。負けたときの「ズコーッ」が食い気味なのが、納得いかなかったな。おまえ、やる前から結果知ってるだろって。




▲『ファミリーボール』  土台をかちゃかちゃ動かして、ゴールに入れます。



▲『ポルル君の旅行』  

道路に沿って運転すると、ポイントが加算されます。500ポイントでクリアー。
同じ道がループするだけなんですけど、ポルル君はこんな単調な旅で満足なんでしょうか。




▲手動両替機ケンさん

30年前の両替機。
電気を使っておらず、100円玉を入れて、ハンドルを回すと10円が出てきます。カードダスみたいな仕組みですね。




▲ギザ10ガチャガャ 100円

10円玉を100円で売るという、究極の錬金術が、ここに誕生しました。







 メダルは、シャア専用おたのしみ袋と交換したよ! 



▲シャア専用おたのしみ袋 300円

いくつかのゲームをクリアーし、50円分のメダルを得たので、なにと交換しようかなーと物色していたら、シャア専用おたのしみ袋なるものを発見。金300円也。50円分のメダルに、250円をプラスして支払い、ゲットしました。

さーて、なにが入ってるのかな。






わあ、やったー、真っ赤な缶ケースだー。





‥‥


‥‥‥


いらね!




【総括】

博物館といいながら、すべての台で遊べるのが最高。どれもこれも10円でやれるしね。それほど広くない店内だけど、懐かしくって、楽しくて、90分はいたんじゃないかな。1人で行っても○、グループで行っても盛り上がる。30歳オーバーなら、絶対にオススメ!絶対にオススメ!





「駄菓子屋ゲーム博物館」の情報
オススメ度:★★★★☆
アクセス:都営三田線「板橋本町駅」から徒歩5分
住所:東京都板橋区宮本町17−8
電話:−
営業時間:土日祝日10:00〜19:00/平日14:00〜18:00
定休日:火(祝日の場合は翌日)
予算:入場無料(写真撮影する場合は200円)
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駄菓子屋ゲーム博物館

東京都板橋区宮本町17-8

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