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社債装い詐欺 被害は30億円超か
5月24日 12時14分

社債装い詐欺 被害は30億円超か
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実在しない会社の社債を売りつけて千葉県の男性から2000万円をだまし取ったとして、警視庁は詐欺グループの男ら28人を逮捕しました。
グループによる被害は30億円を超えるとみられ、警視庁は過去最大級の振り込め詐欺組織とみて全容の解明を進めています。

逮捕されたのは、グループのリーダーで、新宿区の無職中村圭助容疑者(28)や品川区の職業不詳太田敏容疑者(43)、足立区の職業不詳山岸宏貴容疑者(31)、それに足立区の無職、弥勒廉容疑者ら(22)28人の男です。
警視庁の調べによりますと、中村容疑者らは先月、千葉県松戸市の78歳の男性に証券会社の社員を装って電話をかけ実在しない会社の名前を出して「社債を買ってくれれば1.5倍で買い取ります」などとうそを言って2000万円を口座に振り込ませるなどしてだまし取った詐欺の疑いがもたれています。
28人は容疑を否認するか黙秘しているということです。
警視庁は23日、拠点となっていた文京区内のビルなど関連する都内の10か所を捜索しました。
警視庁によりますと、中村容疑者らは毎朝スーツを着て拠点のビルやマンションに出勤し、ホワイトボードに月間の目標額を書き込んで実在しないおよそ30社の名義を使ってうその社債を売りさばいていたということです。
管理する口座には合わせておよそ30億円が振り込まれていたということで、警視庁は過去最大規模の振り込め詐欺組織とみて全容の解明を進めています。

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