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信託受益権購入話で詐欺

2012年05月24日

◎80代、5700万円被害

 田辺署は23日、田辺市に住む80代の無職女性が、医療器具販売会社の社員を名乗る男から会社の資産運用益が得られる「信託受益権」の購入を持ちかけられ、計5700万円をだまし取られたと発表した。詐欺容疑で捜査している。

 署によると、1月下旬、一人暮らしの女性宅に医療器具販売会社から信託受益権の購入を勧誘するパンフレットが郵送され、数日後には証券会社の社員を名乗る男から「信託受益権を購入額の3倍で買い取ります」などと電話があった。女性は信用して購入を申し込み、自宅やJR紀伊田辺駅で、2月初めから下旬にかけ、7回にわたって現金計5700万円を手渡したという。

 だまし取られた金は、女性がためてきた定期預金や年金だったという。

 その後、電話がつながらなくなり、不審に思った女性は知人に相談し、今月23日になって署に被害を届けたという。署は「社債や未公開株など不審な勧誘があればすぐに警察に相談して欲しい」と注意を呼び掛けている。

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