近事片々:原子力村の寄り合い
毎日新聞 2012年05月25日 13時34分
原子力村の寄り合いは和気あいあい。無気力相撲に似て。
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渋谷駅事件。1人の医師が居合わせて応急措置、一命を取り留めた。この一点に救いが。
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昔「八十日間世界一周」という愉快な冒険物語があった。同じぐらいの日々、独り自由の海を泳いだ東京湾脱走ペンギン。気にかけハラハラしたが、満足げな表情に何やらホッと。
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ハラハラ在職134日、前任者と並んだ防衛相。「素人」攻撃から解放されるも、なすことなく、気にかけられるでもなく、コーヒー断ちを独り守り。
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<風吹いてうちかたまりぬ蛙(かえる)の子>村上鬼城