どのような耐震対策がなされているか
先の大きな地震により、日本中のすべての人が住宅の耐震について考えているだろうと思います。
日本では1981年と、2000年に耐震基準が大きく変化し、2000年以降に建てられた建物は、1980年以前のものと比べても、より地震に強くよっぽどのことがなければ倒れないという安心感を持って住めるようになりました。
地震対策は大きくわけて3つがあります。
一つは「耐震」。これは最も初歩的な地震対策で、柱、梁、壁などを厚くすることによって強度を高め、地震に対処するという方法です。続いて「制震」。建物内に入り込んだ地震エネルギーをダンパーと呼ばれる制御器で吸収させることによって揺れを3割ほどセーブします。
最後に「免震」。建物と地盤の間に免震層を設け、ここに地震エネルギーを集中させることで地震の揺れを5割セーブします。どのような耐震設備を整えているのかというのも、マンション選びの重要なポイントの一つとして考えられるでしょう。