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2012年5月24日(木) 19:14 |
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岡山市が地域のネコ対策に助成金
岡山市には、年間300件以上の野良猫に関する苦情が寄せられています。 岡山市は、野良猫のトラブルを減らすため、県内で初めて、地域で行っている野良猫対策の活動に助成金を出すことを決めました。
住宅街に現れた野良猫です。 岡山市には、去年1年間で358件の野良猫に関する苦情が寄せられました。 6年前の罰則の強化で捨て猫は減ったといいますが、苦情は後を絶ちません。 岡山市北区の御野学区では、3年前から、地域の住民が野良猫の不妊・去勢手術を行った上で世話をする、「地域猫」という取り組みを始めました。 野良猫のままだと子どもを生んで増加える一方ですが、不妊・去勢を行うことでそれを防ごうというわけです。 また、餌付けなどの世話をすることで、決まった場所で排泄するようになり、ふん尿による被害も防げるということです。 この地区では、これまでに50匹の不妊・去勢手術を行いましたが、1匹2万円程の手術費は全て地区の住民が負担しています。 岡山市によりますと、野良猫については法律の取り決めがなく、苦情があっても対策をとることはできませんでした。 そこで、今年度、地域猫活動における不妊・去勢費用の一部として、1匹あたり約1万円を助成することを決めました。 岡山市によりますと、今年度は30匹分の手術費約27万円を予算に計上しています。 猫と共存できる地域を目指し、行政が一歩踏み出したと言えそうです。
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