高浜原発:2号機で主軸に異常振動の可能性 玄海原発問題受け関電調査 /福井
毎日新聞 2012年05月24日 地方版
九州電力玄海原発3号機(佐賀県)で昨年12月、充填(じゅうてん)ポンプの主軸が折れた問題で、関西電力は23日、同型のポンプが関電の3原発で計383台あり、高浜2号機の3台はガスが流れ込んで主軸に異常な振動が発生する可能性があると発表した。主軸の健全性は確保され、折れないことは調査で確認したという。
玄海原発では、ポンプの上流部にあるタンクからガスが流れ込み、異常振動が発生したことなどが原因とされた。経済産業省原子力安全・保安院が4月23日付で各電力に調査を指示し、関電、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構がこの日、報告書を提出した。原電と原子力機構には、異常振動の可能性のあるポンプはなかったという。【佐藤慶】