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【社会】

渋谷駅刺傷 容疑者供述 日常的にナイフ所持

渡辺容疑者が所持していたナイフ=警視庁提供

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 東京メトロ副都心線渋谷駅で新聞配達員の男性(53)=埼玉県所沢市=が刃物で刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕されたアルバイト渡辺知宏容疑者(32)=同県朝霞市溝沼七=が「サバイバルナイフは一月に護身用として購入し、日常的に持ち歩いていた」と供述していることが二十四日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁捜査一課は、渡辺容疑者の自宅から押収したナイフの画像を公開した。入手経路を調べている。

 捜査関係者によると、押収したのは刃渡り三十センチのサバイバルナイフ。片刃でもう一方が波状になっている。逮捕後の家宅捜索で自宅から見つかった。

 捜査一課は犯行で使用されたナイフとみて、被害者の血痕が付いていないか鑑定を進める。

 渡辺容疑者は、渋谷駅の地下四階から五階に降りるエスカレーターで二十一日午後六時十分ごろ、男性の右脇腹や右耳の後ろを刺して重傷を負わせたとして二十三日に逮捕された。渋谷駅の近くにアルバイト先があった。

 これまでの同課の調べに「エスカレーターで体がぶつかって腹が立った。刺したのは事実だが、殺意はなかった」と供述している。

 

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