北九州市震災がれき処理 反対派抗議の中、試験燃焼開始へ
西日本で初めて震災がれきが持ち込まれた福岡・北九州市小倉北区で、反対派グループの抗議行動が続く中、がれきをごみ焼却場に運び込み、試験燃焼が始まる予定となっている。
北九州市では、ごみ焼却場に震災がれきが搬入されるのを阻止しようと、22日に続いて、およそ70人の反対派のグループが集まった。
しかし、警察官によるバリケードが張られる中、北九州市は、反対派が集まる場所とは別のルートで、がれきを積んだトラックをごみ焼却場に誘導した。
焼却場内では、トラック到着後の空間放射線量が計測され、数値に変化がないことが確認されると、がれきは、焼却場内のピットに投入された。
がれきは、一般ごみと混ぜられ、23日午後0時すぎから試験焼却が始まる見通し。