北九州市に震災がれきが到着 反対派の激しい抗議で2人逮捕
22日、福岡・北九州市に試験焼却用のがれきを積んだトラックが到着したが、反対する市民らと激しいもみ合いになり、2人が警察に逮捕された。
22日午前、北九州市小倉北区の日明(ひあがり)積出基地に、宮城・石巻市の試験焼却用のがれきを積んだトラックが到着し、搬入を阻止しようとする反対派およそ40人との間でもみ合いになった。
こう着状態が続いたが、夕方以降、北九州市の要請を受けた警察が進入ルートを確保し、トラックは予定を8時間余り遅れて敷地内に入った。
この際、警察は抗議活動を続ける人を強制的に排除し、男2人を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。
22日は、トラック27台でおよそ80トンのがれきが搬入されていて、北九州市では予定通り、23日から試験焼却を行いたいとしている。
藤村官房長官は「安全に処理ができるものであるということは、ぜひ、これはご理解をいただき、冷静な対応をお願いしたい」と述べた。