北九州市に石巻市の震災がれき到着も、反対住民ともみ合いに
震災がれきの試験焼却を予定している福岡・北九州市に、22日朝、宮城・石巻市のがれきを積んだトラックが到着したが、反対住民ともみ合いになっていて、がれきが運べない状態となっている。
トラックの前には、受け入れに反対する住民が集まり、トラックが前に進めない状態になっている。
北九州市小倉北区の「日明積出(ひあがりつみだし)基地」前では、震災がれきを積んだトラックと、がれきの受け入れに反対する住民がもみ合いとなり、がれきを運び込めない状態が続いている。
22日に北九州市に届いたのは、試験焼却のため、宮城・石巻市から運び出された木くずなどのがれき、およそ80トン。
北九州市は、震災がれきの受け入れを検討するため、西日本地区で初めての試験焼却を行い、放射性物質の濃度などを測定することにしている。
北九州市では今後、得られたデータをもとに、6月中に、正式にがれきの受け入れを判断するとしている。