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反捕鯨団体代表逮捕要請“問題なし”5月24日 6時25分
ドイツで拘束されたあと保釈された反捕鯨団体「シー・シェパード」の代表について、逮捕を要請しているコスタリカの大統領は、訪問したベルリンで記者会見し、「ワトソン代表がコスタリカに来れば法律に基づき裁判を受けるだろう」と述べ、司法手続きに問題はないとの考えを示しました。
反捕鯨団体シー・シェパードのポール・ワトソン代表は、今月13日、ドイツのフランクフルト国際空港で、10年前、サメ漁をしていたコスタリカの漁船の航行を妨害したとするコスタリカ当局の逮捕の要請に基づき、ドイツ当局に拘束されました。
ワトソン代表は、裁判所がコスタリカへの移送を認めるかどうかの判断を下すまでの間、保釈金を支払って保釈され、今後、コスタリカ政府がワトソン代表の容疑を立証する書類を期限内に提出するかどうかが注目されています。
こうしたなか、ドイツを公式訪問しているコスタリカのチンチージャ大統領が23日、ベルリンで記者会見し、ワトソン代表の逮捕要請について「正当な司法手続きを経て出されており、ワトソン代表がコスタリカに来れば法律に基づき裁判を受けるだろう」と述べ、手続きに問題はないとの考えを示しました。
一方、ワトソン代表は、シー・シェパードのメンバーや支援者などおよそ200人らとともに大統領府近くの広場で抗議行動を行い、サメやクジラなどの漁獲をやめるよう訴えました。
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