東京と郷土料理
東京には、いろいろなタイプのレストランが、軒を連ねています。もちろん、いろいろな世界中の国の料理を食べることができます。そしてもう一つ、代表的な特徴として、それぞれの国内の地域の、郷土料理を取り扱っているレストランが多いということもできるのです。
現在のところ、東京には、40都道府県の郷土料理を取り扱っているレストランが、どこかにあるとされているくらいなのです。
東京にはなぜ、これだけ多くの種類の郷土料理が出ているかというと、江戸時代の参勤交代が関係しているのではないかとされています。
参勤交代によって、日本中の大名が江戸にやってきます。そこでその移動に合わせて、いろいろな地域の郷土料理が東京に進出するようになったのではないかというわけです。
地方から東京に出てきた人は、地元の料理を懐かしがるというケースも少なくありません。そのような地方出身者の舌を慰めてくれるところも、東京のレストランの特徴ということができるかもしれません。