バールとカフェ
日本ではバーとカフェは厳密にわけられていて、バーはお酒を出す所、そしてカフェはコーヒー、軽食を出すところです。でも、実際のところイタリアやスペインなどではバーは朝はカフェを出すし、昼は軽食を出すし、夜はお酒とおつまみを出します。1日中オープンしている人々の集いの場、それがバールです。
ですからコーヒーだって、ドルチェだって、お酒を飲んだあとに頼むことができるのです。人々の社交場として、イタリアのどの街でもバールはあります。
日本でもこのスタイルで、朝はコーヒー、昼は軽食とコーヒー、夜はダイニング、お酒も出すようなスタイルのイタリアンバールのお店が増えました。もちろん料理のほうはジャパニーズイタリアンですが、かなりその気軽さ、値段のリーズナブルさが受けていて、都市部には大分増えてきました。
いままではイタリアンというと食事中心のイメージがありましたが、いまではお酒のおつまみとしてイタリアンが受けているような印象です。子供の食事から、大人のおつまみに昇進した感じのするイタリアンです。その為、ハーブや生ハム、よりイタリアンのテイストをだすのに欠かせない食材がそうしたバールに多く登場するようになりました。
そのような形で、イタリアンのアンティパスト、そしてビアットウニコと呼ばれるショーとパスタやサラダ、一品料理をためしていただきたいと思います。
バールも色々ありますが、ドルチェやジェラート中心のところもあって、食後の甘いものが大好きな人はそうしたバールへハシゴしていくのです。ああ、幸せそう。