「福島県の子ども」の病死者数について-政府・人口動態統計から分かった事故後の変化-中手聖一 2012/5/14

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ブログタイトル「ざまあみやがれい!」の由来

『7月以降の病死者数に大きな変化が現れています。通常、病死者は冬春に多く、夏秋は少ない傾向が全国的にあります。これは大人も子どもも同じです。しかし、2011年は夏秋の病死者数が多く、ほぼ直線的に累計数が増加しています。もしもこの傾向が2012年も続いた場合は、“統計上の有意差”となりうるほどのハイペースで、子どもの病死者数が増加したことが分かりました。このような現象が起こることはとても稀なことで、全国でも僅かしかありません。宮城県や岩手県では起こっていないことです。昨年の夏以降に、福島の子どもたちの体に異変が起こっている可能性を疑わざるを得ません。』

『○死因ごとの病死者数』

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『亡くなった子どもたちの数を、死因別にまとめたものが、右のグラフです。「心疾患」による死亡数が2倍に増えています(先天性の心臓障がいを患っていた子どもが、心疾患でなくなった場合も含まれます)。これも他の被災県にはないことです。「感染症」「癌・白血病」「肺炎」も増えています。このグラフは参考程度にしかならないものですが、昨夏からの増加と考え合わせ、ご報告することにしました。』

中手聖一さんの報告のp.2(全2ページ)からグラフとその説明のみ引用。全部読んでも長くはありませんから、PDFに目を通すことが良いと思われます。

最初のグラフには説得力があります。過去のグラフと現在のグラフには差が出始めています。

「テレビの原発報道は酷過ぎる」 日テレ元報道局ディレクターが抗議の辞任~週刊ポストの記事に思う - みんな楽しくHappy♡がいい♪

『きっかけは、原発報道です。報道局の幹部が突然、「今後はドキュメント番組も基本的に震災と原発のみでいく」と宣言しました。もちろん、あれだけの大災害です から報じるのは当然ですが、それだけだと報道の多様性がなくなってしまいます。私のライフワークである貧困問題は「そんな暇ネタはボツだ」という扱いを受けました。

しかも、NNNドキュメントの企画会議では、「うちは読売グループだから、原発問題では読売新聞の社論を超えることはするな」と通達された。そんなことを言われたのは初めてでした。先年3月28日に日テレの氏家(齋一郎)会長が他界しましたが、グループ内で影響力を誇る人物がなくなったことで、読売の日テレに対する影響力がどうなるかわからないという配慮から、そうした発言が出たのかもしれません。

これは日テレに限らず、今のテレビ局全体の問題だと思いますが、プロデューサーやデスクの幹部・中堅社員が、あらかじめ報道内容のディテールまで会議で決める傾向が強まっています。現場に出る若手社員や下請けの派遣社員は、その指示に従った取材しか許されない。

でも、我々は社員である前にジャーナリストですから、本来は自分の目で現場を見た上で、自ら報道すべきことを判断すべきです。震災以降、現場軽視をますます痛感し、私は会社を辞める決意を固めました。』

「日テレ元報道局ディレクターが抗議の辞任」という週刊ポストの記事の書き起こし。日本テレビ解説委員だった水島宏明氏(54)(現在法政大学社会学部教授)がテレビ局をやめた理由について語っている。その中の一部を引用。日テレでは、読売新聞の社論を超えるような報道はしないという通達があったとのこと。
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