ハーブやオリーブでアクセント
イタリア料理といえば、なんといってもハーブでしょう。料理には香りつけが大事ですし、ハーブはその重要なアクセントになってくれますから、イタリア料理では欠かすことができないものの一つ。
そしてオリーブオイルは、もう説明の必要がないほど、イタリア料理には必ず使われているといってもいい食材です。ハーブの役割としては、風味をよくし、彩りをよくする以外にも、肉や魚の臭みを消す消臭作用や、食欲増進、そして薬効なども期待されます。
料理と一緒に食べる、広義の薬草のようなものです。ですから、とくにボリュームのある料理には欠かせないのです。代表的なものとしては、トマトと抜群の相性のバジル、そして肉の臭みを消してくれるローズマリー、またイタリアンパセリもかなりの頻度で登場してきます。そして煮込みやローストでよく使われるセージ、これは殺菌や消臭効果が高いといわれています。
またタコやイカ料理、そのほか虫除けにもなるというローリエ、そしてオレガノ、ミネストローネスープに欠かすことができないタイム、そしてラムやマトンなど、比較的臭いが強いとされる羊肉に、マジョラムを使います。こうしたハーブとの組み合わせで、しっかりと臭みを抜く他、より味に深みやアクセントがうまれ、その食材にマッチした味に仕上がるということです。
イタリアンには、ハーブがつきものです。基本的なハーブは知っておきましょう。スーパーなどでも粉末状になっているものを買い求めることができます。