構内トイレで血液拭き取りか＝個室でナイフ洗う？　―渋谷駅刺傷で逮捕の男・警視庁

　東京都渋谷区の東京メトロ渋谷駅で新聞配達員の男性（53）を刺したとして、殺人未遂容疑で逮捕されたアルバイト渡辺知宏容疑者（32）が、事件直後、駅構内のトイレでサバイバルナイフに付いた血液を拭き取るなどした疑いがあることが24日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は、同容疑者が証拠を消そうとしたとみて、事件後の足取りの詳しい解明を進める。
　渡辺容疑者は同駅地下4階から同5階の副都心線ホームに下るエスカレーターで、男性の首などをナイフで刺して重傷を負わせたとして逮捕された。
　捜査関係者によると、同容疑者と似た人物が事件直後、駅構内の男子トイレに入る姿が防犯カメラに写っていた。トイレ個室の便器やトイレットペーパーからは血痕が検出されており、ナイフに付着した血液を拭き取った後、洗い流したとみられる。　

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