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事件
【渋谷地下鉄殺人未遂】「おとなしい」「神経質そう」…近隣住民とトラブルも 逮捕の渡辺容疑者
防犯カメラが決め手
「警察だ。分かるな」
渡辺容疑者は23日午後5時すぎ、渋谷駅近くの路上で捜査員に声を掛けられると、「はい」と答え、素直に任意同行に応じた。渋谷署では落ち着いた様子で調べを受け、反省した様子を見せているという。
捜査員は渡辺容疑者が朝霞市の自宅から渋谷に移動するのを確認していた。容疑者を特定した決め手は防犯カメラの画像と画像公開による情報提供だった。
捜査1課によると、渡辺容疑者は事件直後、東京メトロ副都心線渋谷駅地下5階のホームに降り、Uターンすると、脇の通路を通り抜けて逃走。その後、階段を上るなどして地下4階に戻り、個室トイレに駆け込んだとみられる。
トイレでは便器内で血のついた刃物を洗ったり、トイレットペーパーでぬぐったりしたとみられ、さらに地下3階の半蔵門線ホームに移動した。
半蔵門線ホームでは都心方向へ向かう電車に乗り、永田町駅で降車。事件発生から25分後の午後6時35分ごろに有楽町線の池袋方向へ向かう電車に乗り換えた。その後、午後7時35分ごろに朝霞台駅の改札を出たことが確認された。
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