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政治
安倍さんを再び総裁に! あの自民“参謀”が今語る怒り「『ゲッベルス』冗談じゃない」
米映画「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」(ジョージ・クルーニー監督、主演)が丸の内ピカデリー、シネ・リーブル梅田ほかにて公開中だ。米大統領予備選における選挙参謀たちの暗躍ぶりをサスペンスタッチに描いたストーリー。かつて自民党でも選挙の“参謀”として注目された世耕弘成参議院議員に映画と現実の“参謀”、今語る自民総選挙の裏、そして映画の見所について聞いた。(産経デジタル 堀川亮子)
“参謀は誇り
世耕「(参謀と呼ばれることは)褒め言葉だと思っています。選挙は本当に総力戦。総裁選の規模になると、全体のコーディネート力、広報など総合能力が求められます。それで役立つ人間だと評価されているとしたら、私にとってはうれしいことですね。私が嫌なのは、世論を操る人間のように言われること。一番嫌だったのは『自民党のゲッベルス(ナチス・ドイツの宣伝大臣として国民を扇動)』と言われたときですよ。これは冗談じゃない。そんなつもりでやってないし、メディアをコントロールしたり操ったりできるなんて思っていませんから、あれは本当に嫌な評価でしたね。選挙を仕切るのが上手い、その参謀だと言われることについては、非常に誇りに思います」
-選挙の仕切り屋としてダメなパターンは?
世耕「民主党の代表戦で若手がよくやっている、電話をかけて『よろしくね』『わかっている、わかっている』これは絶対ダメ。会いに行かなきゃ。会いに行って『どうだ』と聞いたときの相手の反応を見る。まずはそこから」
-映画では議員表を呼び込むのに裏取引もあった
世耕「相手によっては『ひどいじゃないか。この裏切りは許さない』と言うこともありますよ。映画みたいなことはないですけど(笑)。あとは、その人の選挙区事情とか人間関係とかね。どれだけ頭に入っているかというのは参謀として腕の見せ所です」
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