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事件
【放射能漏れ】浪江、飯舘で10~50ミリシーベルト WHOが被曝線量推計 「100ミリ超え」なし
2012.5.23 22:18
世界保健機関(WHO)は23日、東京電力福島第1原発事故による国内外の被曝(ひばく)線量の推計値を発表した。内部被曝と外部被曝を合わせた全身の被曝線量が最も高かったのは福島県の浪江町と飯舘村で、事故後4カ月で10~50ミリシーベルト。2町村を除く福島県全域は年間1~10ミリシーベルト、近隣の宮城や栃木など5県は年間0.1~10ミリシーベルト、国内のその他の地域は年間0.1~1ミリシーベルトだった。
全身被曝線量で、がんのリスクが高まるとされる100ミリシーベルトを超える数値が出た場所はなかった。
WHOは「情報量が限られている上、屋内外で過ごした時間など多くの仮定を基に計算している」と説明。被曝線量の過小評価を防ぐため、数値が過大になっている可能性もあるとしている。
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