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試験焼却のがれき 大幅に遅れ搬入
5月22日 23時59分

試験焼却のがれき 大幅に遅れ搬入
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西日本では初めてとなる震災のがれきの試験焼却を予定している北九州市に、22日朝、宮城県石巻市のがれきを積んだトラックが到着しましたが、受け入れに反対する市民グループなどの激しい抵抗のため、がれきの搬入は予定より大幅に遅れ、午後8時すぎに終わりました。

石巻市のがれきを積んだトラックは、22日午前9時ごろから北九州市小倉北区にある、がれきの保管場所の前に次々と到着しましたが、受け入れに反対する市民グループのメンバーなどが立ちふさがり、市の職員や警察官と押し問答になりました。
反対派のメンバーなどは、道路交通法違反に当たるとして警察から警告を受けるなどしましたが、保管場所の入り口付近にとどまり続け、強制的に立ち退かせようとした警察ともみあいになり、警察によりますと、公務執行妨害の疑いで2人が逮捕されたということです。
保管場所へのがれきの搬入は、予定より8時間半ほど遅れ、午後5時半ごろから始まり、午後8時ごろに予定されたぶんの搬入を終えたということです。
北九州市では、西日本では初めてとなる試験焼却を当初の予定どおり23日から3日間行って、安全に処理できるか見極めることにしています。
そのうえで、北九州市は、有識者の検討会の意見なども踏まえ、来月にも、がれきを受け入れるかどうか判断することにしています。

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