特集ワイド:活断層って何? 地層ズレ、大地変形…「M8級」の恐れも
2012年05月23日
佐藤さん 東京都立川市や国立市などを通る立川断層帯は、国の想定ではM7・4程度、30年以内の地震発生確率は0・5〜2%。平均活動間隔が1万5000〜1万年なのに対し、最後の活動は約2万〜1万3000年前で「既に満期」とも言われますが、私はもっと近い時代に地震があったのではないかと考えています。立川断層帯もさいたま市などを通る綾瀬川断層帯も、震度6クラスの揺れや河川周辺の液状化はあるかもしれない。しかし個別の地震を心配するより、どんな地震にも備えられるように住環境を点検すべきでしょう。例えば斜面の盛り土は崩落しやすいし、昔から水はけの悪いところに住まないのは揺れがひどいからです。
Q 原発周辺の活断層は大丈夫ですか。