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地方
【放射能漏れ】原発復旧に組員派遣容疑、住吉会系幹部逮捕 危険手当を資金源に 福島
2012.5.22 13:21
東京電力福島第1原発の収束作業現場に暴力団組員を派遣していたとして福島県警郡山署などは22日、労働者派遣法違反(建設業務への労働者は派遣)容疑で福島県二本松市成田町の指定暴力団住吉会系組幹部、大和田誠容疑者(33)を逮捕した。同署は収束作業の危険手当などをピンハネして暴力団の資金源としていたとみている。
県警によると、原発事故の復旧作業への暴力団派遣で検挙されたのは初めて。
逮捕容疑は昨年5~7月、栃木県の建設会社が請け負って指揮していた東電福島第1原発の災害復旧工事現場で、配下の組員の男ら数名を禁止されている建設業務に派遣し、作業に従事させたとしている。
同署によると、大和田容疑者は震災前から福島県以外にも全国の原発に労働者を派遣していた形跡があるという。原発の定期検査が短期的に人員を膨大に必要とするのを逆手にとっていた疑いがあり、同署で全容解明を進めている。
大和田容疑者は、自分の人材派遣会社に登録し、同県郡山市に避難していた男性から仮払い補償金を脅し取ったとして今年1月に逮捕されていた。
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