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第一章
003
「あん、もう、上手くいかない」

 少女はペニスを手で固定して、そこへゆっくりと腰を下ろしてくる。思い通りオマ○コに挿入できないのか、もたもたと亀頭の角度を変えながら挑戦を繰り返していた。その姿は結構健気で協力してあげたいという気持ちにさせられる。

「あのさ、濡れてないから入らないんじゃないか?」
「なにそれ?」

 馬乗りになっている少女は大きな碧色の瞳を丸くした。きょとんとした表情からは嘘を吐いている気配を感じない。俺は仰向けに寝かされた状態で嘆息を漏らした。

「……お前、一体どういう教材で男の喜ばし方を学んできたんだよ? AVなら大抵のジャンルで女優も前戯されてるだろ。それとも出会って十秒で挿入みたいなAVばかり選択してたのか?」
「お前じゃなくて、ちゃんと名前で呼びなさい。私の名前はルル・キャンベルなんだからね」

 そう言ってルルは柔らかそうな唇をアヒルのように尖らせた。怒った顔も予想以上に可愛いのだが、とりあえず今は俺の質問に答えるべきだろう。そもそもこいつだって俺のことを「お前」呼ばわりしてなかったか? つまりまあ、お互い様というやつだ。というか随分と流暢に日本語を話しているが外国人ではないのだろうか?

「で、どうなんだよ?」
「なにが?」

 怪訝そうな表情でルルは聞き返してくる。どうやら俺の話を聞いていなかったらしい。まあいいさ。説明するのが面倒臭くなったので、俺は無言のまま少女のクリトリスに右手を伸ばした。包皮の上から軽く撫でる。直接触れなくても小さな突起物の感触が指に伝わってきた。

「はひっ」

 ルルは実にわかりやすい反応を見せた。そのまま中指をバイブレーションさせると、どうやら踏ん張りが利かなくなったらしく、少女は俺の腹に手を付いて腰を震わせ始める。

「ちょ、あっ、なんなのこれ? ちゃんと説明しなさい」

 喘ぎ声を漏らしながらも気を許していないというような険しい表情で睨み付けてくる。なんか悪者みたいな扱いを受けているが、俺の賢者モードを強制終了させたのはルルだからな。そんなことを考えていると馬鹿にされていたことを思い出し、俺はクリトリスの皮を剥いたり戻したり動きにバリエーションを加えて責め立てる。

「あっ、馬鹿、なにやって、ちょっと、あっ……ああんっ」

 案の定、途中から文句より喘ぎ声が多くなってきた。暇を持て余していた左手でオマ○コの濡れ具合を調べる。くちゅくちゅと音を立てる割れ目から指を引き抜くと粘着力のある液体が糸を引いた。もう充分だろう。俺は少女の腰を誘導してヴァギナの入り口にペニスを押し当てた。ぬるぬるの愛液で満たされたそこは多少の抵抗をしながらも肉棒を受け入れていく。

「あうっ」

 顔を歪めてルルは小さな悲鳴を漏らした。さっきまでの勢いはどこへやらという感じである。ともあれ俺は下から突き上げるようにして腰を動かした。狭い膣内をゆっくりと肉棒が蹂躙していく。初回なら一瞬で精液を放出していたであろう刺激に襲われる。一度フェラチオで抜いてもらったのは正解かもしれないな。俺は次第に速度を上げながら腰を上下させる。ペニスが子宮の奥へ突き刺さる度にルルは顔を紅潮させて声を荒げた。

「ああっ、あ、あ、あンッ!」
「気持ちいいのか?」
「う、うん……頭がおかしくなっちゃいそう。あんっ!」

 少女は二つ括りにした金色の髪と豊満な胸を揺らしながら答えた。下の口が同意するかのようにひくひくと締まる。情けない話だが二回目だというのに長く持ち堪えられそうになかった。なぜならルルの中は狭いだけでなく絡みつくように肉棒を締め付けてくるからだ。さらに俺が腰の動きを止めても快楽を欲して少女から求めてくる。

「やめちゃ……駄目……ああ……」

 ぎこちない動きながらルルは腰をグラインドさせてきた。その期待に応えるべく俺も射精覚悟で腰を突き上げる。肌と肌のぶつかる音が気持ちを高揚させるBGMとなった。

「あんっ……うん……気持ちいいっ」

 金髪少女は顔を火照らせ快感に身を委ねている。そう言えばルルの目的って俺とセックスすることだっけ? なんか違う理由だったような気もするが忘れておこう。

「ああん、アンッ!」

 甘い喘ぎ声が発せられる度に興奮が増していく。体温が上昇して身体が汗ばんでくる。俺は我慢の限界に達しようとしていた。しかし二度も先にイかされては自己嫌悪に陥ってしまう。俺は両手を伸ばして形のいいルルの乳房を揉む。手の中に柔らかな感触が広がってくる。俺は弾力に抵抗するように胸を揉みながら人差し指で左右それぞれの乳首を弾く。

「ひゃん……あは……すごい……」

 恍惚とした表情のルルは快感に酔い痴れながら身悶えた。胸を揉むタイミングと少女の喘ぎ声が同調してくる。それに合わせるように俺は腰を上下させた。ぐちゅぐちゅのオマ○コから愛液が溢れて俺の肌を伝っていく。

「ううん……ああっ……」

 それからしばらく、お互いに快楽を貪り合った。一心不乱に腰を振る。やがて我慢の利かない限界がやってきた。誤魔化しようがないので俺は正直に白状する。

「駄目だ。もうイキそう」

 このままの体勢だと中に出してしまうので、あらかじめ体位を変えておく必要があるだろう。しかし腰の動きを止めて身を起こそうとする俺をルルは薄く微笑みながらベッドへ押し戻した。

「このまま中に出していいよ」
「意味わかってるのか? 台詞だけ覚えて使ってるわけじゃないだろうな」

 俺は間抜けな質問だと認識しながらも確認を取る。なにを教材にセックスを学んだのかわかったものではないからだ。快楽を優先して望まない妊娠をさせるのは忍びないからな。

「大丈夫だから間抜けな質問しないでよね。それよりさ、もっと突いて」

 信用できない駄目女全開の台詞を口走り出したが、ここでルルの機嫌を損ねたら面倒臭そうなので承諾する。根元まで突っ込むと粘膜が肉棒を逃さないとばかりに絡み付いてきた。

「いいっ!」

 快楽に身を委ねるルルを見ていると、なんだか深く考えるのが馬鹿らしくなって、俺は本能に従い腰を振り続けることに集中した。しかし騎乗位の特性なのだろうか、イキそうなのにイけない変な感覚に囚われる。俺は腰をくねらせながら喘いでいる少女に提案した。

「体位を変えてもいいか?」
「……うん……」

 少女は悩ましげな表情を真顔に変えて応じる。どうやらほかの体位も試したくなったらしい。まず背面騎乗位になるようルルに反転してもらい、そこからペニスの抜くことなく身体を起こして後背位へ移行した。どんな顔で喘いでいるのか見えなくなるのは残念だがこれで随分と動きやすくなる。

「ああっ! アン……ああ」

 騎乗位よりも奥まで届いているのか、少女はベッドに突っ伏しながら声を上げた。

「身体が熱くて変になっちゃいそう」
「変になればいいさ」

 俺は四つん這いの少女に肉棒を突っ込みながら応じる。次第にルルとの呼吸が合ってくる。全身を支配する快楽に任せて俺は少女のオマ○コをペニスで掻き回した。

「あっ、駄目ぇ! 私おかしくなっちゃう!」

 卑猥な言葉を発することで快感を得ようとしているのだろう。わざと音が鳴るように俺は桃のような尻に腰を打ち付ける。小気味のいい効果音が室内へ拡散していく。

「……あっ」

 そろそろルルも限界なのだろう。だから俺は忠告しておく。

「イクときはちゃんとイクって言わないと駄目だぞ」
「……馬鹿……」

 口では抵抗するものの身体のほうは非常に正直だった。卑猥な命令をされたことで膣内の圧迫感が増していく。速度を調節しながら腰を振れるとはいえ俺も限界に達しかけていた。

 次の瞬間――少女が限界を告げる。

「イク」

 ルルの低い呻き声と同時に今までになかった締め付けがペニスを包み込む。少女の身体が痙攣する度に膣内を圧迫しているだろう。限界突破の快感が股間に集中されていく。そしてその捌け口として先端から精液が放出されるのだ。

「う」

 なんとも間抜けな声を出して俺も射精してしまった。大きな身震いと一緒に二度目とは思えない量の精液を膣内へ放出する。体位を変えたので外へ出すことも可能だったが、中出しの許可を得てチ○ポを引き抜く奴はいないだろう。欲望のすべてを出し終えてから俺はペニスを抜いて余韻に浸った。くてっとベッドに突っ伏した少女のオマ○コから生出しされた精液がゆっくりと流れ出てくる。AVみたいだなと夢も希望もないことを考えてしまう。


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