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第一章
002
「さっさと『好きで好きでルル様のことしか考えられません』って言え!」

 十七歳の誕生日、俺は謎の美少女に蹴り起こされた。本来ならどうやって部屋に侵入したんだと問い詰めるべきなのだろうが、このとき意識は朦朧としていて言葉を絞り出すだけで精一杯だった。

「……蹴られて起きたんだから夢じゃないよな?」

 仁王立ちで俺を見下ろしている全裸の少女へ視線を向ける。金色の長い髪を左右で二つ括りにしていて、幼さの残る体躯とは裏腹に胸元の果実は充分に実っていた。

「二度も同じことを言わせるな。さっさと『好きで好きでルル様のことしか考えられません』って言え! そうすれば神はお前との約束を果たしたことになる」

 さくっと警察に通報してやろうと思ったのだが、神がどうこう言い出したので、俺は記憶の片隅から以前に見た夢のことを探し当てた。そういや女の子を紹介してくれって言ったんだよな。あー、失敗しちまった。付き合わせてくれとか、Hさせてくれとか、なぜもっと直球にしておかなかったんだろう。

 激しく後悔。しかし眼前の美少女にも問題がある。

「というかさ、いきなり『お前』なんて呼ぶ奴を好きにはならんだろ?」

 俺は眠気眼を擦りながら持論を展開した。とにかく目の前に現れた美少女は態度が悪いのである。容姿的には解けば腰までありそうな金色の長髪、くりっとした碧色の大きな瞳、身体の線は細いが豊満な胸と申し分ないんだけどな。

「じゃあ、なんて呼べばいいわけ?」

 金髪少女はベッドの上に座り込んで俺を睨んでくる。若干角度が緩くなったものの、見下ろされていることに変わりはない。俺は上体を起こして目線を合わせた。

「そうだな。それじゃあ、ご主人様とでも呼んでくれ」
「清楚で可憐な美少女を弄ぶなんてド変態ですね、ご主人様」

 さて。
 ご主人様と呼ばれたのに、ちっとも嬉しくないのはどういうことだろう?
 まったく、なんの罰ゲームだよ。

「あのさ、神様に約束破られたとか思わないから帰れよ」

 俺はにべもなく言ってやった。こんな変な奴とこれ以上関わりたくない。

「そうはいかないのよ。こっちにもこっちの事情があるんだから」
「そんなもん知るか! さっさと帰られないと警察呼ぶからな」

 枕元に置いてある携帯電話に手を伸ばすと、少女は俺をベッドに押し倒すようにして身体を寄せてきた。簡単に抵抗できたかもしれないが、ぷるんぷるんと揺れる胸に意識を奪われてしまう。乳首は驚きを隠せないくらい綺麗な桃色だった。

「こういうこともあるかと思ってね。男の喜ばせ方は学んできたのよ」

 そう言うと少女は俺の股間をまさぐってくる。う、気持ちいい。手馴れた手付きとは言えないが突然現れた謎の美少女がいきなりというシチュエーションによって興奮が倍加されていた。すぐに勃起したペニスでトランクスにテントを張ってしまう。

「こういうことされると……」
「うふふ、急に大人しくなっちゃって」
「……あの……さ」
「んー、どうしたのかしら?」

 全裸の金髪少女は悪戯な視線を向けてくる。どんなに上から目線でも膨張した股間を鎮めてもらうためには堪えるしかない。俺は無抵抗主義を貫きながら言葉を投げかける。

「じ、焦らさないでくれよ」
「わかってるわよ。私としてもさっさと賢者モードに突入してもらったほうが交渉しやすそうだからね」

 ゆっくりと少女はパジャマとトランスを脱がしていく。びょーん。やっとこさ膨張率の限界に挑戦している息子が閉鎖空間から解放された。

「きゃははははは、なにこれー、超面白いんだけど!」

 起き上がり小法師で遊ぶように、少女は勃起した肉棒をぴしぴしと叩いた。どんなに揺らされても最終的には天に向かって反り返っている。うう、空気を読んでくれ。さっさと賢者モードに突入させてくれるんじゃなかったのかよ。

「あのさ、申し訳ないんだけど遊んでないで続きを――」
「ほんと空気読めないんですね、ご主人様」

 丁寧語で逆切れされた。しかしここで少女を追い出せないのが男の性である。現在の最優先事項は勃起した一物を鎮めてもらうことだ。そのためなら多少の自尊心プライドなど捨ててやる。俺は射精させてくれるなら悪魔でも構わないという勢いで謝罪した。

「ごめん」
「わかってくれればいいのよ。ちゃんとしてあげるから好きって言わなきゃ駄目だからね、ご主人様」

 恥ずかしそうな表情を浮かべて、少女は脈打つ俺のペニスに舌を這わせた。ぞくぞくっとした快感が全身を駆け抜ける。それまで高飛車だった少女が健気に奉仕している姿が初々しくて可愛らしい。裏筋の根元から先っぽに向けて舐め上げられる。その動作を繰り返しながら少女は言った。

「これでいいの? 気持ちいい?」

 上目遣いが堪らなく可愛い。それに慣れていない感じの拙い動作が逆に快感を刺激した。

「気持ちいいよ。だから続けて」

 しばらく舐め続けたあと少女はペニスを口に含んでしゃぶり始めた。ぬるっとした生温かい感触にペニスが包まれる。絡み付く粘膜と舌が抜群に気持ちいい。無意識のうちに「んあ」と変な声を出してしまう。

「こんな感じ?」

 チ○ポをしゃぶりながら少女は首を傾げる。

「うん、気持ちいいよ。できるなら上下する速度を上げてみてくれないか?」

 こくりと少女は従順に首肯した。上下する口の速度が上がるとともにペニスを根元まで咥えるようになる。喉の奥で締め付けられたときの圧迫感が堪らない。舌に包まれたペニスが奥へ行く度に「うう」と情けない呻き声を出してしまう。それを聞いて少女はどこか誇らしげな顔をしていた。

「びくんびくん波打ってるよ。すごく気持ちいいみたいだね」

 ペニスから口を離しても少女は手で刺激を与えることを忘れない。涎に塗れたペニスが小さな手の中で脈打っている。この時点では素人なのか玄人なのか判然としない。

「こういうのはどうかな?」

 悪戯な笑みを口元に湛えて少女は亀頭の首部分に舌を這わせた。びくんと肉棒が反応する。俺は気持ちいいけど射精できないという快感にしばらく悶絶させられた。

「やっぱり、お口がいいんだね」

 にんまりと微笑んで少女はペニスを咥え直した。激しく頭を前後する度に得も言われぬ快感が襲ってくる。見ず知らずの女の子が俺のチ○ポをしゃぶっているのだ。そう考えるだけで興奮は加速していく。なんとか射精を我慢していたのだが、とうとう精液を吐き出したい衝動に負けてしまった。

「……イキそう」

 その声を聞いて少女のピストン運動は最高速に達した。ぐちゅぐちゅと音を立てながら爆発寸前のペニスを咥え込んでしゃぶり上げる。数瞬後に臨界点に達した快感が爆発した。

「イクッ」

 どくんどくんと脈打ちながら俺のペニスは少女の口内に精液をぶちまけていた。突然の出来事に若干の戸惑いを見せた少女も、やがて出し尽くされた精液を口に溜めた状態で次の指示を仰ぐ。その従順な態度にまたまた興奮してしまう。

「どうすればいいの?」

 白濁とした精液が少女の口に残されている。恍惚とした表情の少女に俺は疑問符を投げかけた。

「飲める?」

 俺の問いに少女は口に残していた精液をごっくんと飲み込む。そして今すぐ抱き締めたくなるような愛らしい笑みを浮かべる。しかしこれで終わらないのがこの不思議な少女だった。

「早過ぎですよ、ご主人様」

 ほっとけ。ともかく一言多いのだ。

 そう思ったのも束の間、少女はすぐさま俺のペニスを咥え直した。残った精液をきっちり搾り取られる。これが俗に言うお掃除フェラというやつなのだろう。しかし少女の行為はこれだけに止まらない。射精し終えたばかりのペニスに執拗な快楽を与えてくるのだ。膨張率の萎え始めたペニスが痺れるような奇妙な快感に犯される。

「射精したすぐあとは変な感じなんだよ。ちょっと休ませてくれ」
「うるさいなあ。こんなにチ○ポ硬くしといて休憩なんていらないでしょう?」
「うぐ」

 若い肉体というのは欲望に対して純粋であって、少女の言う通り俺のペニスは簡単に復活していた。なんとも情けない話である。しかしだからと言って連続で射精させられることを望んでいるわけではない。

「いや、やっぱりちょっと休ませてくれないか? さすがに連続はしんどいよ」
「気持ちよくしろって言ったり止めろって言ったり面倒くさいですよ、ご主人様」

 ペニスを頬張りながら少女は憎まれ口を叩く。俺は過剰な快楽に身を震わせながら応じる。

「悪かったな。ついでにもう一つ、ご主人様も止めてくれ」

 馬鹿にされてる気分にしかならないからな。

「はーい」

 軽快な返事をしつつも少女はペニスを離さない。執拗に先端部分の溝を責められて血管が浮かび本格的に硬くなった。それを頃合いと読んだのだろう。

「入れるわよ」
「ん?」

 まともな回答を返す前に少女は俺の上に跨っていた。


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