NHK京都府のニュース　京都放送局

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遺族「捜査尽くしたのか疑問」

亀岡市で先月、登校中の小学生の列に車が突っ込み、１０人が死傷した事故で、事故を起こした車の後ろで運転していたという男性が遺族に直接説明を行い、「現場で自分の電話番号を警察官に伝えたが、事情を聞かれたことはない」と述べました。
この事故で、事故を起こした車の２台後ろを走行していたという亀岡市の会社に勤める３６歳の男性が「事故を風化させたくない」と名乗り出て、２３日市内でおよそ１０人の遺族らと面会しました。この中で男性は、「現場の府道に入る前、事故を起こした車が右折する際、運転が下手だと感じた。府道に入ったあと自分は５０キロほどで走行していたが、事故を起こした車に大きく引き離され、その先で事故が起きていた。５０キロよりはるかにスピードを出していたはずだ」と説明した上で、「現場で自分の電話番号を警察官に伝えたが、今まで警察から事情を聞かれたことはない」と述べました。
検察と警察は遺族に対して、「事故を起こした車は５０キロ程度で走っていたと見られる」と説明していたということで、遺族からは「警察の捜査は不十分に感じる。捜査を尽くしたと言えるのか疑問だ」という声が出ました。
遺族らは今後、警察にいきさつを確認したいとしています。

05月23日　17時56分

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