NHK京都府のニュース　京都放送局

• 
• 

亀岡事故で被害者の会を結成へ

亀岡市で小学生の列に車が突っ込み、１０人が死傷した事故で、車を無免許で運転した少年が自動車運転過失致死傷の疑いで家庭裁判所に送られたことについて、被害者の遺族はより刑の重い罪が適用されるべきだとして、被害者の会を結成し法改正を求める活動を進めることになりました。
この事故では亀岡市の１８歳の無職の少年が「無免許で居眠り運転をして事故を起こした」と供述し、自動車運転過失致死傷の疑いで今月１４日、家庭裁判所に送られました。
検察庁は重大な事故で、遺族の処罰感情が強いことなどからより刑の重い危険運転致死傷罪の適用も検討しましたが、居眠り運転が適用要件になく、運転技術が未熟だといった「危険運転」にも該当しないと判断し、適用を見送ったと見られています。
これについて遺族からは、「無免許運転にも関わらず運転する技術があったとして事故を過失だと判断したのには納得がいかない」とする反発の声があがっていて、遺族らは被害者の会を結成し、無免許運転による事故について刑をより重くする法改正を求める活動を進めることになりました。
遺族らは、署名活動を行うとともに同じように無免許運転による事故の被害にあった人や遺族と連携出来ないか、検討を進めることにしています。

05月23日　17時56分

•