でんき予報:関電、2週間分公表 来月下旬から
毎日新聞 2012年05月23日 大阪朝刊
関西電力は22日、電力の需給見通しを示す「でんき予報」について、昨冬まで1週間分だった「週間でんき予報」を拡充し、今夏は新たに2週間分を公表する方針を明らかにした。15%の節電要請によって、企業や家庭で節電対策を早めに立てる必要性が高まっているため。予報は6月下旬から始める予定。
昨夏と昨冬の節電要請の際には、前日と当日の需給見通しを示す毎日のでんき予報と、翌週の見通しを示す週間でんき予報をそれぞれ公開していた。今夏、2週間分のでんき予報を出す際には、他電力会社からの追加の電力融通などを供給力に織り込むほか、節電の浸透度合いや気温などを予想最大需要に反映できるかも検討する。
でんき予報は、昨夏や昨冬と同様、供給力に対する電力使用率が90%未満が「安定」▽90%以上95%未満が「やや厳しい」▽95%以上97%以下が「厳しい」▽97%超が「非常に厳しい」−−の4段階。顔マークも使う。【横山三加子】