県の電力不足問題検討部会が２２日県庁であり、担当者は九州電力の要請を踏まえた今夏の節電方針を話し合った。来月４日の次回部会で正式決定し、全県的に節電に取り組む。

　最初に、九電熊本支社が今夏の電力需給見通しを説明。昨夏並みの節電効果を見込んでも供給力不足に陥る可能性があるため、盆を除く７月２日〜９月７日の平日午後１〜５時に猛暑だった１０年夏比で１０％以上抑える必要があると改めて節電を要請した。

　県は、節電要請の内容や取り組みを紹介するセミナーを各地で開催することや、ホームページなどを通じて広く節電を呼びかけることなどを決めた。また、県庁内でも来月中に具体的な節電目標と取り組みを決定し、７月から実施することを確認した。