社会

原発工事を資金源に 暴力団幹部を逮捕
(福島県)
福島第一原発の工事に違法に作業員を派遣した疑いで、暴力団幹部の男が逮捕された。
原発事故の収束に向けた工事が、暴力団の資金源になっていたとみられる。
労働者派遣法違反の疑いで逮捕された住吉会系暴力団幹部、大和田誠容疑者は、去年、栃木県の会社が請け負った福島第一原発の工事に、違法に組員ら数人を派遣した疑い。
労働者派遣法では、建設業への労働者の派遣は禁止されている。
大和田容疑者は容疑を認めていて、受け取った利益の一部を上納し、原発の工事が暴力団の資金源になっていたとみられている。
大和田容疑者は、震災前にもほかの県で同じ様な犯行を繰り返していたと見られ、警察で、さらに違反がないかなどを調べている。
[ 5/22 19:38 福島中央テレビ]