【リレーエッセー:格闘技女子会】Vol.5:栗原あゆみ
はじめまして! 女子プロレスラーの栗原あゆみと申します。ちょっとだけ自己紹介をさせていただきたいと思います。1984年7月13日生まれの27歳です。まあ、いい年になりました(笑い)。でも毎日練習して汗かいて、試合して、新陳代謝は良いのでまだまだピチピチとまではいかなくとも…ピチッとくらいはしてると思います(笑い)。
私は、小さい頃に女子プロレスを見て北斗晶さんに一目ぼれし、北斗さんに憧れてプロレスラーになりました。実家は神楽坂で焼き肉屋さんをやっています。性格は負けず嫌いで、頑固者。得意技は、ミサイルキックと裏投げです。この裏投げは、馳浩さんの裏投げを長谷川咲恵さんが受け継ぎ、その裏投げを大向美智子さんが受け継ぎ、その裏投げを私、栗原あゆみが受け継ぎました! 空中でのブリッジを利かせて滞空時間が他の裏投げより長く、自慢の裏投げです☆ この裏投げはやっぱりこのまま続いてほしいから、誰かに受け継ぎたい。誰かに受け継ぐのが、夢でもあります!
子供の頃プロレスに憧れて、小さいながら胸いっぱいにワクワクドキドキして、クギ付けだった女子プロレス! 小学生の時に見に行った超満員の横浜アリーナや、武道館、両国、そして東京ドーム! その頃に比べると私が入門をした頃は新人が入らなくなり、団体の規模が縮小してしまい、お客さんもあまり入らなくなり、テレビ放送もなくなり、雑誌にもあまり載らなくなり…。そんな時代に入門を決めいろんな方に「何でこんな時に入ろうと思ったの?」「今はやめた方がいいんじゃない?」とか言われました。
でも、その時の私の気持ちは1ミリも動きませんでした。小さい頃に憧れた女子プロレスは、時間が流れて時代や環境が変わっていたとしても、私の中で女子プロレスは変わらず熱くてすごくて大好きな女子プロレスだったから。あの日、絶対に私もプロレスラーになるんだ!と心に誓って…今は夢がかなって胸張ってプロレスラーやってます!
今の私の夢は、私が大好きなこの女子プロレスをもっともっと世間に、日本に、世界に届けられるようになること。そのためにはもっと強くうまくならなくちゃいけないし、もっともっとメディアにも出てプロレスをアピールしていかなきゃいけないと思っています。プロレスは無限大にいろんなパワーがあると思う。プロレスはおもしろいんだー!