ライフ市場に幻の巨大魚、刺し身もいけるが「不遇」な扱い2012.5.23 07:21

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市場に幻の巨大魚、刺し身もいけるが「不遇」な扱い

2012.5.23 07:21 westライフ
勝浦漁港に水揚げされたマンダイ

勝浦漁港に水揚げされたマンダイ

 生マグロの水揚げ日本一を誇る勝浦漁港(和歌山県那智勝浦町)の魚市場で、奇妙な姿をした巨大な魚と出合った。マグロのはえ縄漁の“副産物”で、地元では「マンダイ」「アカマンボウ」と呼ばれる。

 大きなものは1メートル以上。新鮮なら刺し身でもおいしいというが、マグロがメーンの漁船では扱いが悪くなりがち。鮮度を保ったまま水揚げされることが少なく、地元でもほとんど出回らないようだ。

 主役のマグロはキロあたり数千円にもなるが、マンダイは「ひと山いくら」の取引で1匹あたり数千円。市場の片隅にまとめて置かれている不遇な存在だが、大きな目と水玉模様の愛らしい姿が何とも印象的だ。はやりのゆるキャラにでもすれば、港町の新たな名物になるのでは、と思った。

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勝浦漁港に水揚げされたマンダイ
北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」

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