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経済
2011年の国連統計、日本の直接投資が倍増
2012.4.12 18:19
国連貿易開発会議(UNCTAD)は12日、2011年の日本の海外直接投資額が円高を背景に前年比2倍強の1156億ドル(約9兆3500億円)に上ったと発表した。世界各国の海外直接投資額も先進国がけん引し、16・5%増の1兆6642億ドル。リーマン・ショック以前の平均水準を回復したものの、史上最高だった07年を25%下回る。
東京電力福島第1原発事故を受けて、UNCTADは太陽光や風力など再生可能エネルギーへの投資が長期的に増えていく傾向にあると分析。
ただ、11年に限っては多国籍企業による大規模な合併・買収(M&A)が直接投資額を押し上げた原因とみている。
日本も、武田薬品工業がスイス製薬大手「ナイコメッド」を137億ドルで買収するなど、円高により海外投資環境が好転したと指摘している。
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