ニュース詳細
シー・シェパード代表 保釈5月22日 7時36分
K10052836411_1205221106_1205221107
ドイツで拘束された反捕鯨団体「シー・シェパード」のポール・ワトソン代表が、およそ2500万円の保釈金を支払って保釈されました。
保釈されたワトソン代表は、記者団に対し、「なぜ拘束したのか分からない」と述べ、当局を批判しました。
日本の調査捕鯨船への妨害行為を繰り返してきたシー・シェパードのポール・ワトソン代表は、今月13日、フランクフルト国際空港で、10年前にコスタリカの船の航行を妨害したとしてコスタリカ政府から出されている逮捕要請に基づき、身柄を拘束されました。裁判所が、25万ユーロ(日本円でおよそ2500万円)の保釈金を支払えば、コスタリカに移送するかどうかの判断を下すまでの間、保釈を認めると決めたことを受けて、シー・シェパードは21日、保釈金を支払いました。
保釈されたワトソン代表は記者団に対し、「なぜドイツ当局が拘束したのか分からない」と述べ、ICPO=国際刑事警察機構が国際逮捕手配をしていないにもかかわらず拘束したとして、ドイツ当局を批判しました。
今後、コスタリカ政府がワトソン代表の容疑を立証する書類を期限内に提出しなければ、ワトソン代表はドイツからの出国禁止も解かれることになります。
ワトソン代表を巡っては、日本の海上保安庁もおととし、シー・シェパードのメンバーが日本の調査捕鯨船へ妨害行為を行ったことについて、傷害などの疑いで逮捕状を取り、ICPOを通じて情報提供を求める国際手配をしています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|