関西電力は23日午前、今夏の節電への協力を求めるため、香川次朗副社長が大阪市の西日本旅客鉄道（ＪＲ西日本）本社を訪れた。要請を受けたＪＲ西は、列車の間引き運転をせずに対応する方針を示した。関電は今週に入り、2010年比で15％の節電に向け、約7000件の大口顧客への協力要請を本格化している。
関電側は管内での需給見通しを説明。ＪＲ西に「社会インフラ機能に影響を出さない範囲で協力をお願いしたい」と要請した。ＪＲ西の西川直輝副社長は会談後、「駅での節電や省エネ型車両の投入により、10年比で使用電力を８～９％減らせる」と述べた。利用者への影響が大きい間引き運転などのダイヤ調整は回避できるとしている。
西日本旅客鉄道、関西電力
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