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経営委員長 兼職批判に“私が判断”
5月22日 22時35分

経営委員長 兼職批判に“私が判断”
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NHKの數土経営委員長は記者会見し、東京電力の社外取締役に内定し、経営委員長と兼職することに批判が出ていることについて「ほかの経営委員の意見も聞き、十分考慮したうえで、最終的に私が判断したい」と述べました。

NHKの數土経営委員長は、今月14日に東京電力が発表した新しい経営体制で、社外取締役への就任が内定しました。
これについて、自民党など野党側や市民団体の一部からは、「報道の中立性が疑われかねず、兼職すべきでない」などといった意見が出される一方、川端総務大臣は、記者会見で、「非常勤の経営委員の兼職は禁止されておらず、制度上の問題はない」としています。
22日、記者会見した數土経営委員長は、東京電力の社外取締役への就任要請を受諾したいきさつについて「東京電力の会長に内定した下河邉氏から要請され、批判の声が上がるのではないかとの懸念を伝え、お断りしたが、監督と執行を厳格に分離することなど、新しい東電の社外取締役の在り方を改めて説明され、熟慮の末、受け入れることにした」と述べました。
そのうえで、數土経営委員長は「きょうの経営委員会で経緯を説明した。ほかの経営委員から改めて意見を聞き、これを十分考慮したうえで、最終的に私が判断したい」と述べ、NHKの経営委員長と東京電力の社外取締役を兼職するかどうか、みずから判断する考えを示しました。

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