癒されない系サイト
ネット上でのパロディが困難な理由とは?
 「ニューズウィーク」のコラムでまで取り上げられるなんてもう来るところまで来たという感じ。
 『正体不明のサイトではありますが、『虚構新聞』には今後も健闘を祈りたいと思う次第です』という締めからも分かるように、擁護していただいて大変ありがたい。
 しかし、今回いろいろな意見を読んだけど、脳科学者の茂木さんとか、このコラムを書いた冷泉さんとか、2ちゃんねるのひろゆきとか、擁護の側についてくれた人って大体海外での生活経験があるのですよね。
 以前フランス在住の人からもらった応援メールにも書いてあったけど、欧米では政治家に対する風刺ってすごく辛辣なのですよ。テレビも新聞もそうだし、古くはイギリスの「パンチ」のような風刺専門の雑誌だってあった。身近なところでは「サウスパーク」なんかもその流れの延長線上にある。僕はイギリス専門なので、他の国についてはよく知らないけど、そういう政治家の実名を挙げて風刺した人が当の本人から抗議こそあれ、本気で怒って名誉毀損で訴えられたなんて話、聞いたことがないですよ。特にユーモア大国イギリスでは「ユーモアの分からない人間」なんてレッテルを貼られようものなら、人格を否定されたようなレベルですしね。
 僕が風刺記事を書く上で、土台にしているのは1960年代初頭、イギリスで起きた学生による風刺ブーム。政治家やエリザベス女王の写真に勝手にフキダシを付け足してあることないこと言わせたり、テレビ番組の中で権力者をおちょくったり、まあそういうのが流行った時期だったのですよ。ビートルズの「タックスマン」という、ジョージ・ハリスンらしい皮肉めいた曲なんかが流れたのもこの時期です(詳しくは右の本を読まれたし)。日本でも有名な「モンティ・パイソン」だってこの文脈上において考えれば、どうしてあんな無茶なことをやれたのか自ずと分かってくるものです。
 昨日読んだ、誰かの虚構新聞論に「今回の記事で大阪市に問い合わせの電話が殺到でもしていたら、社主は威力業務妨害で訴えられる可能性もあった」と書いているのを見て、何とも残念なものを感じた次第です。まず僕はそもそも虚構新聞を読む人がこんなつまらないことで大阪市に抗議の電話をかけるなんてことを思いもしませんでした。だってそれって遠まわしに「世間には虚構新聞を信じて抗議するようなバカがたくさんいる」と言ってるようなものでしょう? しかも言外に「自分はそんな嘘情報に惑わされないけど、そういうアホは結構いるよね」と告白しているようなもので、今流行の「上から目線」そのものじゃないですか。少なくとも僕はそういう「情報強者」的視点でなく、世間の人々が持つ常識人としてのコモンセンスを信じておりますよ。
 さて、こういう法を持ち出して厳密に断罪してくる、自称「良識の持ち主」から、今回の件について、至って真面目に批判されるにつけ、かつて小林よしのりが皇太子妃の雅子さんが結婚パレードの時に「天皇制反対!」を叫んで、沿道上の見物人に向かって手榴弾を投げまくるシーンを書いて、雑誌から掲載不許可を出された「かば焼きの日」事件や、映画版「モンティ・パイソン」がキリスト教を批判しているとして、公開討論番組で教会関係者から断罪されたマイケル・ペイリンがとても悲しそうな顔をしていたことや、筒井康隆がてんかん表現をめぐって断筆宣言したことなど、「至って真面目な人たち」によって己の表現を否定されたときの気持ちが少し分かったような気がします。
 「大衆はバカなんだから、真に受けて苦情電話でもしかねないようなまぎらわしい情報を流すな」と論じる人たちと、僕のように「世間の常識感覚に任せる」と主張する立場と、どちらが本当の意味で礼を失しているのでしょうね。
 自分の書いているものが健全なコンテンツだとは思わないけど、この種の「毒」があるからこそ、ネットに魅力を感じる人も多いのではないですかね。少なくとも、ひな壇芸人が内輪でひたすら駄弁ってたり、ひたすらご飯食べてたり、聞いたこともない韓流アイドルばかり出てきてたりするような番組よりはマシなものを提供しているつもりではあるのだけれど。
2012/5/23(水)
● この前の日曜、今回の騒動について朝日新聞の取材を受けました。朝日の記者と聞いて、ちょっと身構えたのだけど、実際会ってみると、何か飄々とした感じの人でした。歳は僕より少し上ですかね。

● だいたいの内容は、騒動について社主としての立場、それともう少し広い視点からネットについてどう考えるかなどエトセトラ。その辺について2時間くらい語りました。今回の取材を踏まえて、2本ほど記事を書くらしいです。今までの取材では、僕の言わんとするところを的確にまとめた「さすが本物の記者」と納得できる記事を読ませてもらったけど、今回はどうですかね。

● しかし3月に会った中日新聞の人にも言われたけど、虚構新聞の文体は本業の人から見ても、ほとんど修正を入れなくていいほど、とてもよくできてるらしいです。あと記事製作に当たってのスタンスなんかも「記者気質ですね」と。もちろんお世辞も入ってるんだろうけど、本業の人からお墨付きをもらえるのは素直にうれしいですな。

● ちなみに日曜夜に更新した「金環日食中止」記事、1日でアクセスが30万もあって、さすがに驚いた。でも橋下市長の記事のとき、虚構新聞に政治性や悪意を読み取ろうとした人にとっては、この記事が一番分かりやすいメッセージになったんじゃないですかね。「くだらない妄想記事を書いてなんぼ」というポリシー。虚構記事に風刺性・政治性がないとは言わないけど、最優先事項は「おもしろいか、おもしろくないか」なんですよ。で、おもしろかったらたくさんの人に読んでもらえるし、おもしろくなければ必然アクセスも減って、人はもっとおもしろいところに集まる。あのミクシィですら「もう終わった」などと言われる栄枯盛衰の激しい世界なんだから、それは虚構新聞だって例外ではないわけです。

● 先述の朝日の記者さんも言ってたけど、虚構新聞のような「テキスト芸」をいまだ現役でやってるサイトって相当減ったらしいですね。話を訊いていて、「最近のサイトはみんなツッコミ芸ばかりで、自らボケを発信しているところは少ない」とのこと。

● まあでも僕の見る限り、ネット上には僕よりおもしろい人なんてまだまだたくさんいますよ。まだ日の目を見ないだけで。前に「今の30倍ネット収入があれば、虚構新聞を本当の会社にしたい」という話をしたことがあるのだけど、本当に会社になったら、今度は社主としてそういう日の目を見ない才能を記者として発掘する側に回ってみたいですな。
2012/5/22(火)
「財布を持ち歩くのはかっこ悪いという時代がくる」──リアルを狙うソフトバンクとPayPal提携
 これだけITに依存した生活に送っているにもかかわらず、僕はすごく現金主義なところがあって、ネットバンクどころか、クレジットカードすらほとんど使わず、当然ピタパもおサイフケータイ機能も使いません。目に見えないところでお金が減るというのが怖いのです。くどいけど例の「年収最低300万、貯金1000万」が永遠にトラウマ。
2012/5/19(土)
「BRAVELY DEFAULT」の基本的なバトルシステムと,ジョブチェンジシステムに関わる登場キャラクターの一部を紹介
 3DSで確実に買う予定に入れてる「ブレイブリー・デフォルト」。スクリーンショットを見ていると、古きよき時代のFFらしくて良いですね。いろんな点で「FF外伝」と名づけてもいいくらい似ているけど、「13」と「14」のせいで、FFというブランドが斜陽だから、もはや名前を入れないほうがいいのかもしれません。
2012/5/19(土)
ソニー、「Sony Tablet」のアップデートを5月24日に開始
 待ってました! アンドロイド4.0になってどれだけ利便性が変わるか楽しみです。
2012/5/19(土)
● やっとのやっとで藤井の塩ラーメンを食べに行きました。ラーメン自体はちょくちょく食べていたのだけど、藤井のところはほとんど1ヶ月ぶり。多少メニューが変わっていて、しょうゆラーメンが進化した(らしい)のだけど、やっぱりここは塩ラーメンが一番おいしい。

● 虚構新聞のほうは一時10万を越えたアクセスも今日は4万にまで減りました。やれやれ、というところだけど、4月1日のエイプリルフールの時でさえ3万強だったことを考えると、どうも数字の感覚が麻痺しかけているみたいです。まあ数の変化を気にせず、思いついた順に淡々と更新していけば、最終的にはいつもの数字に戻ると思うのだけど。ちょっと話題になったくらいで読者が急増・定着するほど万人受けする虚構記事なんて僕には書けないです。そういうのは誰か他の人におまかせします。

● あ、それと20日配信予定のポッドキャスト第4回のテスト版を聴きました。製作スタッフさんは本当に優秀な人ぞろいで、こっちの要求以上のものを出してくれるので、毎回届くのが楽しみです。はじめて声をかけてもらった時は正直眉唾で「できあがった音声がひどかったら、最悪配信不許可にすることもありますよ」なんて、偉そうな口を叩いてごめんなさい。今回もなかなかよくできてますのでお楽しみに。
2012/5/19(土)
ソニータブレットPの使用感(高橋名人16連射のつぶやき)
 あんなマイナーデバイス、買う人も少ないだろうと思って調べていたら、まさか高橋名人が買っていたとは。
 感想としてはほぼ同意。実用性云々を言い出すといくらでもケチをつけられるけど、おもちゃと割り切って使えばなかなか楽しいマシンですよ。
2012/5/18(金)
虚構新聞炎上はWEB文化の大衆化を意味しているではないか!?
 『万人受けする文化を大衆文化という。万人受けとは、すなわち、誰でも理解出来る文化だ。悪く言えば、一番理解度の低いひとに合わせた文化だと言える。これは理解度の高いひとにとっては少々つまらなく感じてしまうものだ。』
 『テレビがつまらなくなったのは、大衆化が原因だ。クレームに次ぐクレームに対応していった結果、毒にも薬にもならないエンタメだらけになってしまった。下ネタと内輪ネタと体を張るギャグ。これなら確かに誰も傷つかない。だが、万人が納得するエンタメはどうしてもつまらない。』
 『故立川談志師匠の持ち味である笑いは、毒の固まりのようだった。聞くひとが聞けば大激怒間違いなしだが、それでも彼の笑いは面白いほど突き刺さった。Twitter上で乙武氏が身体障碍をネタにしているようなものだ。褒められたものではない。だが、笑いは、そもそも拍手喝采に褒められるものではないのだ。』
 いろいろ言及記事を読んで回ったけど、この記事が割と好感。「笑い」というものの本質がよく分かっていると思う。
2012/5/18(金)
● 今回の騒動は、17日の検証記事をもって終わりにしたいところ。全体的な論調も比較的好意的に受け取ってくれているみたいなので、気持ちもだいぶ落ち着いてきました。ただ食欲だけは戻らなくて、今回の騒動で1.5キロくらいやせました。せっかくなので「3日で痩せる!炎上ダイエット」という本でも出そうかしら。

● とりあえず今週の更新はこの程度で収めて、事態に収拾をつけたいと思います。本当にたくさんの応援メールやDM、ありがとうございました。何十通も届いたメッセージ全てに返信できるか、ちょっと自信がないので、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
2012/5/18(金)
● はぁー・・・。

● 「あんな新聞書いてる人間なんか、神経図太いに決まっているだろう」とツイッターで書いていた人がいたけど、神経図太かったら、僕の人生どれだけ楽しいやら。本当なら今日は藤井のラーメンを食べに行くつもりだったのだけど、食欲は出ないし、朝からずっと手が震えてるし、とてもじゃないけど外出の気分にはなれず、ずっと家でぼーっとパソコン眺めてました。今も軽く吐き気を催しています。

● 騒動に関しては、昨日に引き続き、いろいろなところで取り上げられてしまって、トップページのアクセスが過去最高の10万にまで達しました。これが良い評判で集まった10万ならこれほどありがたいことはないけれど、もちろん批判するのが目的で見に来ている人もいるはずなので、早く通常の1万程度に戻ってほしいです。いつまた火の手が上がるかわからない状況にヒヤヒヤしながら楽しい記事なんて書けません。

● まあ、今回の件に関しては、ツイートやいただいたメールを見る限り、応援してくれている人が大半なのですよ。でも元々は橋下市長の記事が発端だったのに、今日になって「そもそも虚構新聞の存在についてありやなしや」に論点が移っていって、当の僕自身が「いや、作って8年目の今更そんな議論になっても・・・」と困惑している次第です。

● そもそも虚構新聞って、記事のリンクを開いて虚構新聞だったときのガッカリ感、逆に「これは虚構新聞だろう」と思って開いて本当にそうだったときの勝ち誇った感を味わうような、僕と読者との一種のゲームだったのですよね。昔なら「くそー、釣られたー」か、「虚構新聞余裕でした」の反応をちまちま見ながらほくそ笑んでいたのだけど、最近は人が増えたせいか、本気で怒り出す人が「虚構新聞つぶれろ」とか「死ね」とか言い出すようになって、気持ちが滅入ってしまうことも多かったです。

● どこぞのブログが僕を名乗って「虚構新聞、閉鎖します」とかいう余計にややこしいことを拡散させたせいで、ツイッターが軽く再炎上したけど、閉鎖はともかく、状況が落ち着かないことには、執筆もろくにできないし、そもそもの本業である寺子屋にまで影響しかねません。なので、ちょっとパソコンから離れて、外の空気でも吸ったほうがいいかもしれないです。

● 今の気持ちは本当に「悲しい」の一言に尽きます。ネット言論って良くも悪くも自由で、僕みたいな田舎の片隅からでも広い社会とつながりあえることがうれしかったのに、最近はちょっと息苦しくなってきたようにも思います。コミュニティの成熟と捉えるべきなんだろうけど、ツイッターという数の力に押しつぶされそうで、それが怖くて悲しいです。
2012/5/16(水)
虚構新聞が「橋下市長、小中学生にTwitter義務化」記事について謝罪
 ヤフーニュースのトップページを飾ってしまうほどに炎上してしまったので、何か書いておかねばなりますまい。
 正直言うと、ここまで拡散するとは思わなかった。自分で自分の記事を評するのも変かもしれないけど、この記事ってそこまで大した記事とも思えんのですよ。上出来と思うほどでもないし、ひどい出来だとも思っていない。可もなく不可もなく。だから「何でこの記事が?」と。それでも今回「お詫び」を出したのは、このまま変に拡散していくと関係各方面に迷惑をかけかねないから。
 しばしば実名使用についても批判されるけど、「橋下市長は公人なので問題ない」という方針です。あと企業名については、万が一、株価に影響を及ぼすようなことがあってはならないので、本当の意味で風説の流布に該当するような記事は載せません。
 しかし、いつも思うのは「風刺」とは何か、ということ。「風刺としてレベルが低い」という批判なら甘んじて受けるけれど、政治や社会を皮肉る言説自体が受け入れてもらえないというのであれば、それは残念なことだなって。
 しばしば右寄りなどと言われる虚構新聞だけど、「これはちょっとおかしいんじゃないか」と思えるものに対しては、右も左も関係なく記事の対象にしていくよ、という姿勢を見せたかったという意図もあります。「時代の寵児」などとも言われる橋下氏に対する牽制球みたいなものです。
 まあでもしかし、今回軽い騒動みたいになってしまった結果、今後自分の書きたい記事が書けないようになることだけは避けたいので、しばらくは大人しくしておきます。読者が増えるのはうれしいことだけど、扇情的な記事で衆目を集めるのは本意ではありません。それではゴシップ誌やイエローペーパーと変わらない。虚構新聞はまごうことなきクオリティペーパーなのです。
2012/5/15(火)
「男女の友情」は幻想だった! 米大学が発表
 『実際の「男女の友人」ペアに対して意識調査を行った結果、大半のペアが多かれ少なかれ、相手に対して「異性としての魅力」を感じていることが明らかになったとか。』
 『これは人間の交配本能によるもので、それゆえに「自分たちはプラトニックだから!」と主張するペアほど、内心ではジレンマに陥っているそうです。』
 『しかも、異性の友人と仲がいい人ほど、現状の恋愛関係(つまり付き合ってる彼氏や彼女)には不満を抱いているという傾向が……。』
 うーん・・・。
2012/5/15(火)
● さて、先週末に届いたソニー製品ですが、上にあるように「ソニータブレットP」でした。オークション価格2.5万円で落札しました。

● 「ソニーのタブレット、けなしてたやん」と思われるかもしれませんが、僕がけなしたのは一枚板の「S」で、折りたたみの「P」は実機を触って「まあまあ、これなら」という感じでした。プラスチックの安っぽさがひどい「S」と異なり、「P」にはそれなりの質感があります。

● ただ、この「P」、つい最近まで3G限定モデルだったので、ドコモショップでしか買えないものだったのです(最近やっとWifiモデルが出た)。それでなくとも売れてないソニータブレットなのに、なおかつドコモ限定でしか買えないのだから、売れる要素全くなし。値段も定価5万円って、普通ならiPad買いますわな。聞くところ「P」の市場シェアは0.3%にも満たないとか何とか。

● そんな悪条件が重なった挙句、大した褒めどころも見つからず「タブレット界孤高の存在」と形容された「P」シリーズは、次期ソニータブレット発表会で、「そんな製品などなかった」扱いされる可能性が高い、と僕は考えています。ギミックや試みはおもしろいけど、「2画面折りたたみタブレット」なんて僕みたいな物好きだけのニッチな需要しかないですよ。

● で、この週末いろいろ手を加えていじったけど、なかなかおもしろいです、このマシン。今使ってるiPadとiPod touchの中間を担うサイズ、そしてホーム画面から何から何まで改造できるアンドロイドの自由さも手伝って、やれることが本当に多い。iPadより軽くて折りたためるからふとんにもぐって使うには、「P」のほうが便利です。もう完全におもちゃ。定価5万円は高すぎるけど、2.5万円ならこれで十分ですよ。

● 個人的には、どうせ普通のタブレットを出したところでiPadに勝てるはずもないのだから、むしろ「P」の方向に進化させたほうがソニーっぽくておもしろいと思うのだけど、まあ今のソニーは「S」の方しか進まないだろうなあ・・・。
2012/5/14(月)
くまモンだらけの「くまRoom」、熊本のホテルに誕生
 あと4年早かったら泊まりに行ってたなー。
2012/5/12(土)
本日配信のソーシャルゲーム「オーガバトルクロニクル」が「オウガバトル」と類似? ネットで話題に
 かつて任天堂の「ファイアーエムブレム」に酷似した「エムブレムサーガ」というゲームを出そうとしたエンターブレインの裁判を思い出しました。ちなみに勝ったのは世界最強の法務部を持つと言われる任天堂。あれで両社の関係がこじれたせいか「ファミ通」における任天堂作品の扱いが疎遠気味になったとされてます。確かに「ファミ通」が任天堂作品を大プッシュすることってなくなった気がするけど真偽はいかに。
2012/5/12(土)
NTTドコモ:新旧社長会見 加藤次期社長「アイフォーンは現状では難しい」
 ドコモユーザーのわるおがずっとiPhoneを待ち続けてるので、ニュースが出るたびこうして取り上げてます。「ドコモはプラダフォン!」という名言を吐いた山田社長がやっと辞めたのに、次期社長も難色のようだからiPhone5は無理っぽいですな。auに引っ越してくればいいのに。
 【関連情報】:ソニーブランドの「Xperia GX」「Xperia SX」発表 夏以降に発売 それともこっち買えば?
2012/5/12(土)
7インチのiPadが8月に、次期iPhoneが9月に登場か?――DIGITIMES報道
 世界中のいろんな場所でいろんなうわさが立ち上がるから、もう聞く方もうんざり気味。「アップルの7インチはない」と言われてるけど、どうなんだろう。でもたぶん僕は7インチは買わない。iPod touchとiPadで住み分けできてるので。
2012/5/12(土)
● ソニーの無様な体たらくにため息しか出ない昨今ですが、長らくの読者ならご存知のように、僕も12年ほど前はソニー好きだったのですよ。2000年ごろのソニーは何もかもがすばらしいと言えるほどではないけれど、買う人に夢を与えるデバイスを作ってました。今日はそんな話でも一つ。

● 僕が初めてソニー製品を意識したのは「クリエ」の発表。当時はまだ「電子手帳」なる分野があったのだけど、ソニーは単なるビジネス用途の電子手帳でなく、「カラーで、ちょっとしたゲームもできる、音楽も聴ける」デバイスを実現しようと、この「クリエ」を発表したのです。当時のキャッチフレーズは「手のひらで何でもやろう運動」。もともとちっちゃいモノ好きな僕は、このマシンに未来を感じ、発表後すぐ予約しました。定価は5万円。CPUが20MHzなど、スペック的には本当に貧弱だったけど、当時はこれでもすごかったのです。

● この初代クリエをきっかけに、僕はソニー製品にハマっていきます。次に買ったのが「VAIO QR」。見てわかるように、このデザインに一目惚れ。当時ジョブズ帰還後間もないアップルが「iBook」というおしゃれなノートパソコンを出していたのだけど、あの頃のアップルはまだまだ弱小企業のイメージが強くて、「初心者はとりあえずウィンドウズじゃないと・・・」という感じでした。そんな似たり寄ったりのウィンドウズパソコンの中で強烈に異彩を放ったのが、この「QR」でした。これも発売日に購入。確か値段は16万ほどで、ノートと言えば20万円越えが当たり前だった当時としては安い買い物でした。

● その後は新しいクリエが出るたびに、この欄で「ほしいなあー、でもお金ないなあー」と、ブツクサ言ってました。結局クリエは、その後4台を購入。最後の最後にソニーが出した機種「TH55」は、多くのクリエファンから「ついにクリエの完成形」とまで言われる完成度の高さを見せつけたものの、赤字プロジェクトの終了命令により、その歴史を終えました。

● クリエの買い替えと平行して、パソコンの方も2代目VAIOに買い替え。この時手に入れたのは「VAIO U101」という超・超小型パソコン。売れるかどうかも分からないこんな変なマシン、ソニーしか作らないですよ。でも、それがいい。ちなみにこの「U101」も、一部の小型パソコンマニアから高い評価を受けていました。僕もこのパソコンには長年お世話になりました。このちっちゃいパソコンで修論を書き上げたのも懐かしい思い出です。

● さて、こうして大学院を出たあたりで、僕のソニー観が大きく変わりました。ソニーの会長にハワード・ストリンガーなる人物が就任したあたりです。この人が就任してからというもの、本当にソニーがおもしろくなくなった。個人的に何より恨んでいるのはクリエの開発を中止させたことだけど、それ以外にもペットロボット「AIBO」、将来発売予定だった人型ロボット「QRIO」も開発中止。「ソニーの遊び心」とも言える事業を片っ端から切り捨てていったのです。

● 「ストリンガーによるリストラなどの構造改革がなければ、今のソニーはなかった」と、評価する人もいるけど、個人的には普通の商品しか出せないソニーなど、存在価値はありません。「何じゃこりゃ」と言わせるマシンを作ってこそのソニーなんです。そういう意味で「技術オンチ」とも言われたストリンガーに経営を任せたものだから、ブレイクスルーを起こすような奇抜な商品が出せなかったのです。

● さっき写真に載せたクリエ「TH55」を見れば分かるのだけど、これ、あと通話機能をつけたらスマホになってたのですよ。iPhoneよりもずっと早いタイミングでスマホをリリースできたのに、経営側がその潜在力を見抜けなかった。聞くところ、どうやら「クリエフォン」の開発が始まっていたらしいのだけど、これも構造改革でお流れ。さらに「iPad」に化ける潜在力を持っていた「エアボード」も開発終了。あまり知られていないエアボードだけども、その昔ニュース解説の木村太郎氏がスタジオに常備させ、番組中ウェブページを開いて見せるなど、今のiPadと同じような使い方をしてたんです。

● とにかくこの大規模なリストラ策で僕が抱いていたソニー幻想が完全に潰えました。これはほしいと思えるソニー製品が全くなくなった。それでもソニーの利益の足しになれば、と思って、発売前から「絶対売れない」と太鼓判付きの「PSPgo」を買ってあげたりもしたのです。でも3代目パソコンは富士通になりました。今はまた去年買った「VAIO Z」に戻ったけど、この「Z」を買ったのは、「SSD512GB、メモリ8GB、13.1インチなのにフルHDディスプレイ」という、アホみたいなオーバースペックが本当にアホらしくて、かつてのソニーを思い起こさせるものだったからなのです。

● こうして見ると、「ソニーらしさ」というのは、一種のアホさなのかもしれません。昨今ソニーが出したアホ製品と言えば、「mylo」と「ROLLY」だと思うけど、どっちも何と言うか、憎めなさがあるのですよね。この携帯時代に通信機能を備えないコミュニケーターとか、音楽に合わせてパカパカ踊るマシンとか。

● あ、ちなみにソニーが満を持して出した「ソニータブレットS」。あれは真面目な失敗作なので、笑えない。あのチープな作りを見て「これでiPadに迫る」と本気で思っていたのならば、ソニーの内部の経営判断はおかしい。ゲーム機の「VITA」は今は低迷しているけど、逆転の要素がないわけでないので、判断は留保します。

● さて長々と書いたけど、実は先ほど、おそらく将来において「なかったこと」にされる可能性の高いソニー製品をヤフオクで買いまして。個人的には大人用のおもちゃとしておもしろそうなんだけど、たぶん来年にはほとんど忘れられた存在になりそうな感じです。週末には届くはずなのでまた紹介します。
2012/5/10(木)
株式市場に“コンプガチャ違法ショック” グリー、DeNAがストップ安
 僕のような昔からのゲーム好きにとっては、ソーシャルゲームの何が楽しいのか理解できないのですよ。あんなチープなゲームに何万円も貢ぐ精神が理解できない。
 そんなことを思っていたのだけど、そういう信念とは関係なくソーシャルゲームの仕組み自体が人間を思考停止にさせるさまざまな心理学的手法や確率論的錯誤を用いているらしいです。この種の射幸心を煽る手法はパチンコと全く同じなのに、風営法などの規制もなく放置したままだったのだから、何らかの規制がかかるのは当たり前。株価も下がって当たり前。
 あとはソーシャルゲームの運営が東証一部上場企業であるにも関わらず「どうやってアホから金をむしりとるか」を考えてばかりで、ゲームそのもののおもしろさ、そして企業としてあるべき社会貢献をほとんどないがしろにしているのも、批判を浴びる一因だと思いますな。
 今回の件が、野放しのソーシャルゲームに規制をかけるきっかけ、中毒者の目を覚まさせるきっかけになればよいと思う。特に、自分で稼いだわけでもないお金をソーシャルに貢いでいたような学生たちはおとなしく3DSやPSPに戻ってきなさい。マリオやドラクエのほうが安くておもしろいですよ。
 【関連記事】:グリーは一体どこから道を間違え始めたのかという知られざる歴史まとめ
2012/5/8(火)
貞本「エヴァ」13巻に豪華限定版、カードや画集ほか4特典
 11月発売ってまだまだ先か。と言うか、新劇場版の「Q」公開に合わせてのスケジュールかな。以前フィギュア付きの限定版単行本が出たときは返本不可だったのか、通常版より安く投げ売りされてたこともありました。
2012/5/8(火)
● 2キロ太るのはこんなに簡単だったのに、2キロ減らすのはなぜにこんなに難しいのだろう。しかも最近、ラーメン趣味が塩ラーメンからとんこつラーメンに移りつつあるという最悪の展開。

● でも、「明日からラーメン断ちします!」と言ってしまって食べるのをやめると、最近仲良くなった藤井ラーメンのおっちゃんに顔を見せられなくて申し訳ないなあ、と思ってしまうのですよ。

● 僕は疑り深い人間だと思うけど、相手の人と実際に会って話が弾んだりすると、情が移ってしまうところが強くて、そういう意味では「縁」というものに縛られやすすぎるのかもしれないです。同じクラスにならなければ先生への初恋を10年以上引きずるようなこともなかっただろうし、ネットがなければはるばる熊本の人と遠距離恋愛するようなこともなかった。

● それまで土人形同等の扱いだった他人が、知り合うことで生身の人間に見えてくるわけだから、「縁」というのは本当に不思議なものだと思うばかりです。

● まあ再び土人形に戻っていった人もいるけれど。
2012/5/8(火)
巨大積乱雲「スーパーセル」が発生か
 ワルプルギスの夜が襲来したのだろうか。
2012/5/7(月)
武梨えり「かんなぎ」休載時の病名を明かす
 くも膜下出血だったそうです。「ヒロインが処女じゃない」とか言う頭のおかしい連中による作品批判と、急病による休載が重なったので、その辺の関連性を疑う声もあったのだけど、批判とは関係なかったみたいです。リンク先の表紙絵のように、これほどのイラストが描けるまでに回復したようでよかった。ちょうど先月、最新7巻が発売されたので、今は1〜6巻を読み直しているところ。7巻はまだ積んだままで読んでないです。スピンオフの「かんぱち」はもう読みました。
2012/5/7(月)
コンプガチャは違法懸賞、消費者庁が中止要請へ
 この前「グリーもモバゲーもいずれ業績が落ちる」と書いたことがさっそく現実味を帯びてきました。高額課金につながるようなシステムが社会的に問題にならないこと自体、今までがおかしかったのです。デジタルのカードデータの出現率をいじってプレミア化するだけで、お金が舞い込んでくるなんて商法が社会的に容認されるなどあってはならない。これを機会に射幸心を煽るのではなく、もっと真面目なゲームを作る方に力を注いでほしいものです。
2012/5/7(月)
● 単刀直入に言うと、太った。この1ヶ月で2キロほど太った。

● もちろん原因は外食での食べすぎ。以前書いたように4月に執筆の依頼がいっぱい来た結果、ネットカフェに通う日が増えるとともに外食で済ます日も増えたのです。店で食べすぎになるのはストレス蓄積の反動ですかね。

● そんなわけで、食事を減らすとともにウォーキングを始めました。毎日1時間5000歩を目標に近所を歩いてます。健康のためでもあり、3DSの「すれ違い伝説」をクリアーするためでもあり。

● 55.5キロへの道はまだまだ険しい。
2012/5/7(月)
● もはや広告として何の意味も持たなかったグーグル広告を撤去しました。まあ、そもそも楠木坂でネット収入を得ようということ自体誤りであった、と。

● それと、まんが情報しかつぶやかない楠木坂のTwitterアカウント(@kusunokizaka)ですが、毎週誰かからフォローされているみたいなので、改めてここに掲載しておきます。まんが情報と混ざらないよう、僕宛てのコメントはダイレクトメッセージ(DM)を通じてのみのやり取りになります。またDMでやり取りをするため、フォローしてくださった方には必ず僕の方からもフォロー返しをします。
2012/5/5(土)
KDDI田中社長、iPhoneは「貢献大きい」 12年度はスマホ800万台販売へ
 auの田中社長も「トップが変われば会社も変わる」実例みたいな人。iPhone参入やスマホの日本化(ワンセグ、おサイフ機能)など、「ユーザーが何を望んでいるのか」ということをよく分かっている。僕は「iPhone5」を買うので、その辺の対応も期待してます。
2012/5/4(金)
「任天堂はスマホやタブレットに負けている」 ユーザー時間の奪い合い、ライバルはApple
 「任天堂はマリオなどを自社ハード独占にせず、スマホにも他社ハードにもソフトを供給すべき」という論調を最近よく見ます。特にマスコミ関係が任天堂が赤字になったのをきっかけに「任天堂は古い」という空気を盲目の前提にして批判記事を書いている。
 僕は、任天堂にはソーシャルゲームみたいな射幸性を煽るだけのくだらない方向には進んでほしくないので、今のままでいいです。岩田社長も言ってるけど、これは質と信用性の問題ですよ。似たり寄ったりのカードゲームと課金で食いつないでいるモバゲーもグリーも、いずれ飽きられて業績も落ちていきます。揺り戻しは絶対に来ます。
 【関連情報】:任天堂の誤算・想定外が続いた3DS 「旧態依然の感」  これもひどい記事
2012/5/4(金)
「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
 『理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に』。
 2次試験でも数学課されたのに、文系もなめられたものだ。
2012/5/4(金)
● 楠木坂でも虚構新聞でもなく、自分の中の善性を発露する場としての「かまぼこ通信」計画はまだあきらめていません。「なかったこと」にするつもりは毛頭ありません。ただ「日刊」は大変だったので、もう少し更新ペースを落とすなり、書く量を減らしたりしないとなあ・・・。
2012/5/4(金)
● 以前オン会で「まんがを読んだ感想を詳しく聞きたい」という要望があったので、今年に入ってから4月までに読んだまんがの短評だけ書いておきましょうかね。連休の暇つぶしの参考にしてもらえれば幸い。

● 虚構新聞の「今月の1冊」とも重なるけど、「きらら」系4コマまんがではハトポポコ『平成生まれ』が出色の出来。「きらら」系というのは、『けいおん!』や『Aチャンネル』、『キルミーベイベー』のようないわゆる「萌え4コマ」と呼ばれるジャンルなのだけど、『平成生まれ』は萌えない。シュールと言い切れるまではいかないし、ネタ作りで未熟な部分もないわけではないです。ただ連載当初はおそるおそる萌えとは違う方向に進もうとしていたのが、だんだん逸脱してきて、作者のやりたい放題になってからは特に良くなってきたので、2巻以降の展開に期待したいところ。その他「きらら」系では、きゆづきさとこ『GA』、ms『少女公団アパートメント』、器械『アキタランド・ゴシック』を買ったけれど、『GA』が安定している以外、特筆すべき点はないかな。

● あと最近ジャンルとして確立してきた「ソフトな百合」。タイトルそのままだけど『ゆるゆり』が代表的。さすがに「ガチ百合」は手を出さないけど、「これって百合かな?」レベルの作品にはなかなか見どころあるのもあります。まず最初にあげるのは、由多ちゆ『くらいもり、しろいみち』。人生を捨ててしまったかのごとき真っ暗な女子高生・翔と、幽霊のように真っ白で同い年の盲目少女・ちはるの出会いと別れを描いた作品。これと言って百合なシーンもなく、冬休みのたった数日間を淡々と描いただけの地味さなのだけど、読了後もじわりと染みてくる感じがありますな。この邂逅が2人に何を残すのか、そこをあえて描かなかったところに想像の余地を残した、文学的な1本。

● それと最近「コミックリュウ」の作品が軒並み面白い。過去に紹介した中では、蒼星きまま『きのこいぬ』東冬『嵐ノ花 叢ノ歌』平尾アウリ『まんがの作り方』あたりを挙げたけど、さらに短編集で、ふみふみこ『女の穴』を追加しておきます。

● 続刊として読み続けているものは、まあ特筆すべきもなく安定してますかね。おすすめどころは、渡会けいじ『O/A』杉基イクラ『ナナマルサンバツ』あき『アルオスメンテ』ろびこ『となりの怪物くん』槇えびし『天地明察』拓『めくりめくる』。ただ第1巻で高評価をつけた、吉元ますめ『おしいれのわらしさん』は、個人的な古傷をえぐられた感じで残念な完結でした。

● 個人的なニュースではコザキユースケ『烏丸響子の事件簿』がついに完結したこと。『妖幻の血』の赤美潤一郎が20回以上に及ぶ入退院を繰り返し、10年目にしてついに『あかりや』を出版したこと。同じく6年ぶりに、瑚澄遊智『Dear Emily…〜da capo〜』が連載を再開したことかな。

● その他読んだ作品の一つ一つについて書き出すと、それだけで新しいブログを1つ立ち上げるレベルになるので、とりあえずこれくらいで辞めときます。今回のおすすめ作品は太字にしてあります。何か質問などがあれば、メール、けいじばん、TwitterのDMでどうぞ。

● あとはまあ理屈は抜きにして、菅野マナミ『ひまわりさん』を買ってください。ぜひとも連載続いてほしいので。
2012/5/2(水)
シックとヱヴァがコラボキャンペーン ゲンドウが笑顔でひげをそる!
 庵野監督はこういう作品のブランドイメージを壊すようなこともOKするのですかね。決して儲かる業界ではないから、稼げる時には稼いでおけ、という気持ちも分かるのだけど、さすがにそれはどうなん?、と思ってしまう。

2012/4/29(日)
任天堂、ダウンロード販売へ本格参入。第1弾は「Newスーパーマリオブラザーズ2」
 ダウンロードしたゲームはSDカードの方に保存されるらしいので、1枚のカードに複数本ソフトを置いておけるのはうれしい。小売との関係については、各店舗でDLコードの値引き販売が許可されるという気配り。
 うちみたいな山奥に住んでると、ゲームを買いに行くだけでも一手間かかるので、DLは本当にありがたい。売り切れもないし。
 【関連情報】:任天堂、3DSとWii Uでパッケージソフトのダウンロード販売解禁 WiiUもかー。
2012/4/29(日)
● 原稿しゅーりょー。修正の指示があるかもしれないけど、記事そのものは依頼分全部こなしました。これでやっと通常営業に戻れます。普段ないことだったので、調子に乗って依頼を受けまくったけど、さすがにこれからしばらく依頼はないでしょう。いや、あるかな? できれば虚構記事と関係ない方向で何か書きたいなあ、まんがの紹介とか。

● この連休なのだけど、この後弊サイト関係者オフ会こと「生湖底」に行ってきます。いつもの4人が全員揃うのは、1年ぶりかな。せっかくなのでおいしいもの食べたい。

● あとですね、1月に約束した「先生」との退院祝いごはんもついに実現するかもです。昨日先生からメールが来て、久々に滋賀に戻ってくるとのこと。なので「時間があればお寿司でも」と声をかけておきました。

● あとは久々に日本橋に行こうかな、くらいです。ごはん友達のTさんは都合どうかしら。
2012/4/29(日)
【速報】『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』の発売日が8月2日に決定! 利用料金詳細も!
 早いな! 価格は6980円、USBメモリ付きが8980円。月額利用料は1000円/30日〜2900円/90日ほか。さすがのドラクエ、安心価格。子供向けの無料時間帯「キッズタイム」設置というのも斬新。
 でもオンラインゲームだから、誰かと一緒にパーティーを組まないといけないのですよね。一緒に遊べる人ができるなら買うけど、無理なら年末発売のWiiU版まで待とうかな。
2012/4/26(木)
● あと1本がなかなか書けない・・・。

● ちなみに作業用BGMはゼクトバッハの「ル・アビデ」をエンドレス再生。

2012/4/26(木)
アイドルマスター : キャラクターシングル全5作品が同時トップ10位入り
 5作品で首位の「あんずのうた」は発売前から話題になっていたので、聴いてみたら想像以上に酷かった。そもそも「ニートアイドル」って何なんだ。
2012/4/25(水)
ビックリマンチョコ:シール2500枚盗んだ男逮捕 札幌
 『コレクター商品を扱う東京都の古物商によると、86年販売の「ブラックゼウス」は1枚20万円という』。
 僕がネットを始めたころ「ブラックゼウス」はオークションで5万円くらいの相場でした。思わず買いかけたけど、その後1個180円もする「ホロセレクション」が出た時に、復刻版のブラックゼウスを大量に手に入れたので、今は衝動ないかなあ。
2012/4/25(水)
新聞・雑誌の購読削減、政府に見直し要求 新聞協会
 『意見書で同協会は、購読費削減について、「政府が率先して活字離れを助長しているかのようなメッセージを国民に与える懸念がある」と指摘。「経費削減は行われるべきだが、優先すべきことがほかにある」などとしている』。
 「増税の前に経費節減」を叫ぶ一方で、自分たちに矛先が向くと文句言うのですね。
2012/4/25(水)
● ネットカフェ篭り1日目で依頼の7本中4本脱稿。今日も寺子屋を終えたあと、もう一度篭って何とか全部完成させますよ。
2012/4/25(水)
KDDI、au絵文字をドコモと統一 「同じ絵文字で他社とメールを」
 何でドコモに合わせるの? auのほうがかわいいのに。警察官もかわいいのに。au独自の絵文字はデコメール扱いで残るそうだけど、むしろドコモがauに合わせるべきですよ。
2012/4/24(火)
iOS「3D処理」進化? アップル求人で憶測広がる
 3DSみたいな裸眼立体ディスプレイかと思ったら、3次元認識の方向性らしい。子供が買えるほど安価に提供しなければならない3DSと違って、アップルのは5万円でも十分売れる端末だし、高性能な3Dディスプレイを見てみたい気持ちはあるなあ。
2012/4/24(火)
あらゐけいいちが声優・相沢舞のシングルジャケ描き下ろし
 「誰だ、この人」と調べてみたら、「日常」のちゃんみおの声の人でした。聞いてすぐ分かるほど特徴的な声だから、知名度上がってそうだなあ。「日常」では毎回毎回ツッコミ役でおもしろかった。

2012/4/24(火)
● 最近「執筆に忙しい」と書きすぎましたかね。今月は残すところあと記事7本だけなので、最悪1日1本書けば間に合うペース。山は越えました。

● 「具体的に何をやっているんだ」とも思われそうなので、書いても大丈夫な程度でほのめかすと、NHKで小道具に使う新聞の記事執筆、ポッドキャストの台本、フリーペーパーに掲載する原稿、プロモーション特設ページに載せる記事などを手がけました。特にNHKは「基本的に宣伝になるようなことは書けません」とのことだったので、僕が関与したことも表には出ないようです。なのでどの番組で使うのかということも黙るしかないのだけど、番組を見た人には「ひょっとして・・・」と思ってもらえるような文言をこっそり入れておきました。どこかの某京大教授が記事中でコメントしてるかもしれません。

● 話は全然変わるけど、少し前、弊サイトの「登場人物紹介」で僕が「寺子屋を経営する管理人。「黒わんこ」こと抑うつ神経症の治療中」と書いていたのを見つけて、2ちゃんねるに「虚構新聞社主はメンヘラ」なんていうスレッドを立てられたのですよ(「メンヘラ」というのは、精神疾患で問題行動の多い人のこと、らしい)。

● 「これ、拡散されて叩かれるのかな」と思って、不安に思っていたのだけど、書き込みの大半が「あんなサイト作ってるんだから、普通の人間ではないだろう」というもので、同内容のコメントが数件入ってスレッドは終了。もはや黒わんこのことなど折り込み済みであるかのような反応だったので、いじられなくて安心したというか、何だか複雑な気持ちでした。

● 私信。誕生日プレゼントありがとうございました>Mさん。今度僕からお返し送りますので、期待せずお待ちください。
2012/4/24(火)
ゆるキャラ「ひこにゃん」が6歳の誕生日 桜満開の彦根城でお祝い
 ひこにゃんの誕生日は13日。その翌日が僕の誕生日。母親がもうちょっと早く産気づいてくれればよかったのに。
2012/4/20(金)
子どもならすぐに分かる問題 あなたは解けますか?
 『就学前の子どもなら5〜10分で、プログラマーは1時間で解ける問題がネットで流行中です』。
 1分で解けてしまった・・・。
2012/4/20(金)
これがハイチュウだと!? 1000個分の大きさの「巨大ハイチュウ」がデカすぎて笑った
 けいじばんで情報いただきました。確かに工場長がやりそうな感じ。AKBを使ったライバル「ぷっちょ」は口移しCMが大不評とのことで、いよいよハイチュウ復権の時が迫りつつあります。まずは何故か発売の終わったヨーグルト味を復活させましょう。
2012/4/20(金)
● 原稿執筆で忙しかったので、更新できてませんでした。

● 今月中にこなす仕事は残り2つ。虚構記事7本と放送原稿1本。放送原稿は7割完成しているので、あとのこり10日で虚構記事7本執筆です。正直現在全くのノープランで、頭の中にかけらほどのアイデアもありません。本当にできるのか、自分のことながら心配です。

● それと本業である寺子屋に生徒が一人入ってきました。昨年度教えていた中3生の妹で新1年生で、今日初めての授業。志望する高校に行けたお姉さんと同じくやりやすい生徒だけど、まだ最初だから緊張しているみたいでした。まあこの仕事ではよくある事なんだけど、まず「家庭教師」という堅苦しいイメージを取り払うところからがスタートです。なので今日はできるだけゆっくりとした授業を心がけました。これからしばらくは、いろいろボケたりして緊張をほぐす段階かな。年々生徒との世代が遠のいていくので、20歳も歳を離れていることを意識させないことに注意ですな。
2012/4/20(金)
● おはようございます。京都滞在3日目です。と言っても、このあとホテルをチェックアウトして自宅に戻るだけなのですが。

● 今回の目的はたまった原稿の執筆と、軽い京都観光のはずだったけど、結果的に成し遂げたのは書評用に書く本2段組250ページを読み終えたのと、ちょっと奮発してうな重を食べたことだけ。当初の目的から言えば、達成度は40%くらい。せっかくパソコンまで持ち込んだのに、原稿は1枚も書けませんでした。

● 「じゃあ何しに京都に来たんだ」ということにもなるでしょう。けれども、この2日間はものすごく熟睡できたのです。やっぱり実家にいると、書くにしても読むにしても食べるにしても寝るにしても、自分のペースでやるわけにはいかない。いわば、毎日「家族時間」に縛られるわけですよ。だから今回の滞在は、何もかも自分のペースで進められたことが最大の利点。いくら寝てても文句言われないので、自分の本能が求めるまま寝まくりました。

● と言うわけで、全然行動的ではないにしろ、気持ちを開放させるという意味においては、とてもいい3日間でした。リフレッシュでした。

● まあ原稿作業は実家に帰ったあと、ネットカフェにこもって仕上げますよ。いちおう原稿に落とし込むための「流れ」くらいは頭の中で作り上げてあるので、あとはそれを紙に落としていくだけです。原稿を作る過程って、僕の場合、頭の中で作り上げるまでが大変な頭脳労働で、それさえ何とかなれば、あとのキーを叩く作業は単純な肉体労働なのですよね。この文章だって、どういうことを書こうか決めた後は、単純にキーを叩いていくだけ。もちろん推敲はするけど。

● そんなわけで、このあとTwitterでおいしいベイクドチーズケーキのお店を教えてくれた心優しき読者おすすめの店で、チーズケーキを買って帰ります。ホールで1260円だったらお買い得だと思うのだけどいかがか。
2012/4/17(火)
セガ、PS3/PS Vita「NEXT HATSUNE MIKU Project DIVA(仮称)」発表
 こっちの等身大初音ミクのゲームは、そんなに欲しいとは思わない。僕の場合、自宅にひこにゃんやバリィさんやぴちょんくんがいるように「かわいい」が趣味だから、3DSのねんどろいどのほうが良いです。下にそれぞれの動画を置いておくので、見比べてみてください。


2012/4/14(土)
「新しいiPad」のRetinaディスプレイで電子書籍はどう変わるか
 Retinaディスプレイに慣れてしまうと、それまで気にならなかった前作のiPad2のピクセルが荒く見えてしまう不思議。自炊したまんがのビューワーとしては最適です。とは言え、それ以外の用途がメインなら、「2」のままでもいいんじゃないですかね。
2012/4/14(土)
● 気がついたらだいぶ更新期間が開いてました。でも3日開けたら心配のメールをもらっていた昔と違って、最近は弊サイト読者にご心配をかけることもなくなってきてるのではないかと。

● この1週間のうち、3日ほどは依頼の原稿をこなすため、ネットカフェで缶詰状態でした。虚構新聞のようなネタ記事とは別の方向性での記事執筆なのだけど、本数にして虚構記事8本分。最初は4本の約束だったのに、だんだん増えて8本。3日で8本書くのはさすがにきつかったです。しかもちゃんと記事の裏づけとなる資料の提出まで求められたから、いつもみたいに適当に書いてでっち上げるというわけにもいかんのです。

● まあ、幸い木曜日に完成させて提出後、今のところ向こうからは訂正の要請は来てないです。一安心。

● あと残ってる仕事は、1400字の原稿が1本と、書評が1本、記事7本、ポッドキャスト用の放送原稿1本。これをあと10日ほどで完成させねばいけないということで、15日から17日まで、執筆に集中するのと気分転換をかねて、京都のホテルで2泊することにしました。この前も書いたように、やっぱり滋賀の山奥やネットカフェで黙々とキーボードを叩き続けるのって、あまり精神衛生によくないのですよ、自分が世界から隔離された空間にいるみたいで。「現に肉体として存在している」という現実感がどんどん失われていくのです。そういうわけで、京都に出て食べたり買い物したりしながら、多少人との触れ合いを感じてみようか、と。

● あ、あと今日誕生日を迎えました。この歳になってくると、数字が増えるごとに「社会常識」なるものから孤立していく感覚がどんどん増していくので、ほとんどうれしくありません。就職とか結婚とか、20代ならまだリカバリーが効いたことでも、30になると、もはや普通の生活をあきらめねばならぬという手遅れ感が半端ない。

● とりあえずベイクドチーズケーキのおいしい店でも調べておくか。
2012/4/14(土)
「無知の知だから適材適所」 首相、防衛相かばう
 その言い分だと、「防衛大臣くらいなら、どんな素人でもやっていける」ということになるのでは。
2012/4/10(火)
ソニーの平井社長「電機を重視」 就任後、初の会見
 他の記事だと、具体的に「4K2K」テレビに向かうと書いてありますな。今のフルデジタルテレビの4倍解像度。でもそもそも「4K2K」の規格自体、地デジもBlu-rayも対応してないのだから、発売しても宝の持ち腐れにならないか、と。
 何だか「3Dテレビ」並みに不発してしまいそう。どちらも「客がそれを求めてない」という共通点があるだけになあ・・・。
2012/4/10(火)
天堂きりん「きみが心に棲みついた」Kiss PLUSで2本立て
 最近立て続けに天堂きりんを読みました。この『きみが心に棲みついた』もなかなかよい出来。女性誌向けの作品だけど、画風が丁寧で上手くてニュートラルだから、今後は女性誌にこだわらず活動してほしいものです。割とおすすめ。
2012/4/10(火)
「こんな時期に行くなと言い続けた」 イラン訪問の鳩山氏に官房長官不快感
 『イランの国営テレビは、鳩山氏が会談の中で国際原子力機関(IAEA)がイランなどに二重基準の対応をしており、不公平だと述べたと報じている』。
 言わんこっちゃない。案の定、イランに利用されただけ。羽交い絞めにしてでも止めておくべきでした。
2012/4/10(火)
● 気がつけばあと2週間で依頼原稿5本をそろえねばならないという危機的状況。あまり表立って目立ったことはしたくないのだけど、「ぜひお願いします」と言われると、期待にこたえてイエスと言うほかないのですよ。前にも書いたけど、「人に嫌われる」とか「人からの信用を失う」というのが本当に怖いです。

● 滋賀の山奥に住んでると、他人とのつながりが全然ないものだから、仕事で生徒と雑談するくらいしかコミュニケーションの場がない。気持ち的に引きこもりがちになるから、メールやツイッターで僕のところにメッセージが届くと、ちょっとうれしくなって、できるだけよい返事を返そうとしてしまう。

● 「1400字程度でお願いします」→「OKです」、「記事4本分くらい用意できますか」→「やります!」、「レビューお願いします」→「ガッテンガッテン」・・・、という感じで引き受け続けた結果がこのありさまです。もちろん頼まれた以上は全力で書きますよ。書くけど、文筆を生業にしていく覚悟がまだできていないものだから、なかなか複雑な気持ちではあるのです。じゃあ寺子屋はどうするんだ、という。

● 「まあこうやって人から声をかけてもらっているということは、僕みたいなヘタレメガネでも、他人から必要とされているのかなあ・・・」などと考えながら、日がなキーボードを打ち続ける毎日です。

● 本当は僕の文章力ではなく、僕そのものを必要とされたいのだけど。
2012/4/8(日)
Google、ARメガネ " Project Glass " を発表。公開テストを開始。

 まだコンセプト段階からは抜け出せていないけど、動画を見る限りでは「電脳コイル」の電脳メガネのプロトタイプ版といった感じ。これくらいならあと数年で実用化できるのでは。ネックはバッテリーかな。
2012/4/5(木)
「目が泳ぐ」はうそ!?
 これが先日中日新聞のインタビューを受けた記事。載ったのは本題に関係ある部分だけで、実際にしゃべった分の10%くらい。
 どっちかと言うと、前の集英社の人と同じく、個人的な興味で声をかけてもらったような感じでした。ひさびさに「日本ひよこ党」の話もしました。
2012/4/5(木)
● 昨日、いきなり真木よう子の話を書いたきっかけが思い出せないでいたのだけど、本屋で見かけた「Macfan」の表紙を飾っていたのでした。

● ツイッターのフォローが25000に達しても、フカツェリにはまだ届かないけれど、真木さんあたりなら、そろそろ届かないものですかね。
2012/4/5(木)
● この前まで放送していたドラマ「運命の人」で、女性官僚役を演じていた真木よう子がちょっと気になる。ネットで調べていたら、セクシー写真がいっぱい出てきたけど、そうじゃなくて、色気が出てないほうが好みです。こんな写真とか。

● あと、麻生久美子なんかも好きです。

● 自分では意識してないけれど、また「面食い」とか言われるのですかね。
2012/4/4(水)
連載作家さんに直撃インタビュー!第1回「魔神ぐり子」先生
 いろいろ悩んだ結果、虚構新聞の今月の1冊は「楽屋裏」に決定。「楽屋裏」のおかげで仕事が増えたと言ってもいい作者の出世作。かつてドラクエ4コマを描いていた頃は、輪郭線とかキャラの造形に癖があってあまり好きではなかったけど、楽屋裏以降は画風がマイルドになっていて、かなり読みやすくなりました。おすすめです。
2012/4/2(月)
生まれたときはスプーンの大きさ 世界一小さな犬を公開
 この大きさだとうっかり踏み潰してしまいそうで怖い。いずれ遺伝子操作で人工的に作れそうですな。
2012/4/2(月)
スクエニ、Wii/Wii U「ドラゴンクエストX」 様々なアイテムと交換できる「ちいさなメダル」
 ベータテスターの評判も上々らしいドラクエ10。せっかくのオンラインゲームも一緒に遊んでくれる友達がいないので無理かなあ。せめて3DSだったらもう少し手軽にできるのだけどなあ。
2012/4/2(月)
● やっとエイプリルフールが終わった・・・。ご存知のように虚構新聞のポッドキャストの公開を始めました。総合ランキングでもNHKや伊集院のJUNKを抜いて堂々の1位を飾らせてもらいました。内容も好評のようでまずは一安心。ただ、いつもと同じで記事が本当だと信じてもらえなくて、最後のサンプル音声だけ聴いて満足してしまった読者も結構いるみたいなのが残念。せっかくちゃんと5分のフルバージョンも作ったのに。あと「今回限り」と思った人も多いようだけど、ちゃんと今後も継続的に月2回ペースで配信していきます。次回放送分の原稿はもう入稿しました。

● さすがにこの数日は疲れました。メール友達のMさんが言ってたけど、こういうときに甘えられる人がいるとよいですな。旦那さんという存在がいてうらやましい限り。
2012/4/2(月)

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