地方1万キロワットの太陽光発電 岩手・洋野町に建設 北東北で最大2012.5.23 02:14

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1万キロワットの太陽光発電 岩手・洋野町に建設 北東北で最大

2012.5.23 02:14

 電気設備工事の東光電気工事(東京都)が洋野町種市に北東北最大の1万キロワット規模の太陽光発電施設(メガソーラー)を建設することが22日、分かった。東北電力にすべて売電する計画で、夏にも着工する。

 同社新エネルギー部によると、地元建設業者などと出資して特定目的会社(SPC)を来月に立ち上げる。

 建設地は角浜共有財産管理組合の共有地と町所有の旧平内工業団地の約15ヘクタールで、太陽光パネル約4万枚を設置する。事業費は約35億円を見込んでいる。

 同社は、同町の海岸で洋上風力発電の事業化を目指しており、その調査の中で、建設地は雪が少なく障害物のないことから、太陽光発電の適地としても有効と判断した。

 7月からの再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を利用し、1キロワット時当たり40円で売電した場合、約9年で投資費用を回収できる見通し。

 町には当面、建設地の使用料や法人税などが入るが、町の世帯数の約半分に当たる3千世帯の電力がカバーできることから、町企画課は「地元企業との連携で地域経済の発展や雇用の創出につながるほか、将来は災害時の電源としても活用できればいい」と期待している。

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