ソーシャルネットワーキングサービスの普及により、出会いの場が増え、人との繋がりや交流が簡単に行えるようになったこの時代。足を運びリアルで会わなくとも、時間をかけなくとも、人と交流がもてたり意見交換し合えるのは面白いことでもある。
この、楽に連絡を取り合えて、相手を垣間見ることができるツールが数多く存在するということは確かに、便利は便利ではあるのだが……。そのお陰で誰が誰と繋がっているか、誰と交流し盛んに交際しているのかも、誰と頻繁にやりとりをしているのか、どの程度の仲なのか…なども分かってしまう恐ろしいツールでもある。
実際、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、FacebookやTwitterなどで浮気や交際がバレてるケースは多い。そりゃそうだろう。誰と何処にいたか。どんな友好関係があるのか。どんな書き込みをし、書き込みされているのかがわかるのだから……。
私の知り合いにはこのFacebookにより自分が“二股をかけられている”ことが発覚してしまった女性がいる。まさにソーシャル時代のイマドキの浮気発覚である。
付き合っていた彼をたまたまFacebook上で見つけた彼女。(※面白半分で探し出したともいえる)そこには、彼女の知らなかった真実が載せられていた。のウォールという掲示板には彼の近況が投稿されており、そこには必ず「いいね!」ボタンを押し、やたらコメントを残す女がいる。しかも馴れ馴れしい言葉で……。
『こいつ…なんか気になる…』
暫くの間Facebookで二人を泳がしながら捜査を続けると……。出てきたのだ! チェックイン機能。これは店の場所、時間、詳細など、誰と何処にいたかがわかる。極めつけは写真にタグ付けで一緒に写ってる写真。本人自らが公開させたり、アップさせなくとも相手が勝手にタグ付けして記載や書き込みを行えば彼の掲示板に出てきてしまうのだ。ご臨終さま……。
「誰っ? この女!!」
揉めたのはゆ〜までもない。
相手の女性の友達申請を解除させた。相手の女性も本当のことは知らされずいつの間にか友達から外されて、さぞかし悔しかったことであろう。
「キミとは浮気(不倫)だからFacebookには書かないでよ〜」
「思い出は残さないでくれ〜」
「写真アップ厳禁!」
などと禁止行為を伝え、相手に二股交際を最初から頼んでオッケーをもらえてれば問題ないだろうが……。二股がバレてそのままでいられるほど世の中そんな甘くはない。
また別の知人の女性は彼となかなか会えずにいた。
「残業になった」「接待が入っちゃって…」「最近仕事なんだ」「このところ忙しい…」とデートをドタキャンされたり、続けて断られていた。しかし、彼のやっているTwitterを探ると彼が仕事じゃなく遊び回ってることが発覚。「渋谷〇〇なう」「あ〜飲み過ぎた〜」などのリアルタイムなつぶやき。「〇〇の映画みる価値アリ」などの情報や写真のアップロードを発見……。こちらの誘いは断っておきながら彼は違う人間と戯れ、仕事でなく合コンに参加していたり……というわけだ。
また、とある友人は最近ずっと彼と連絡がとれなかった。携帯はいつも留守電、メールの返信もなくかれこれ一カ月……。彼女は彼との共通の友人A子から「アンタの彼氏ブログやってるよ」と聞かされ、彼がやっているというブログを訪問して驚いた。前記事を読むとブログで彼が“自分と別れた宣言”をしていたのだ。
「彼女とは別れた……」
「彼女とはスレ違いが多く……」
それを見たこっちがビックリしたという。ブログ上では私たちはとうに別れていた!? 「え〜〜っ?そんなこと聞いちゃいないよ!」別れ話などしていないのに勝手に別れられていた、切られていた……という悲しい話。ブログを介してそこではじめて彼の気持ちや本心を知ったという。最悪で一方的な別れ。しかも、コメントで他の女から慰められているではないか? 慰められたいのはこっちの方だ!!
SNS時代、今やその人のプライベートや友好関係や付き合いを知ることができる。そして、ゆうなれば見張ることもできるのだ。Facebookでは別人になりすまして友達申請することもできてしまうし、Twitterも簡単に相互フォロー出来てしまうし、実名を伏せプロフィールもいい加減、適当でも設定できる。ブログだって勝手に読むことができる。登録すればコメントもできる。
これらを使って調べたい人や気になる人に近づくこともできてしまう。元カノ、元カレ……など、探したい相手を見つけ出すことも可能。
個人情報や生活、人との付き合い方や真実の姿(裏ともいえる)を覗くことができてしまうのだ。
そして、リアルに付き合ってる人間やパートナーには教えていない情報や隠していることや嘘も暴くことが出来てしまうのだ! まったくもってSNSは浮気や不倫の温床であり、逆にそれがバレてしまうという危険なコミニティの場でもあるのだ。
また最近はFacebook離婚が上昇していることはメディアでも報道されている。
Product Reviewのニュース記事によると、フェイスブック等々のソーシャルネットワーキングなどによりアメリカでの離婚率が上昇しているとのこと。
自分のパートナーに隠れてSNSで親しくなった相手と頻繁に連絡を取り合い、親しくなり恋に発展し、リアルに会って関係を持ち……そしてそれがバレて離婚を突きつけられている夫婦が増えてきている。オンラインで離婚の手続きを行う弁護士のデータによると、離婚申請をした夫婦のうちの20%以上は、フェイスブックで知り合った相手との情事や会話がその発端となり離婚に至ったことが明らかになっている。
しかし、日本ではまだまだ浮気発覚はFacebookよりもメールや携帯の履歴が浮気発覚の一因となっている。
携帯電話で浮気がバレるキッカケランキングによると、圧倒的に1位となったのは、『浮気相手とやりとりしたメールを見られた』である。
……いつも相手の携帯をチェックしているわけではないけれど、なんとなく嫌な予感がした。最近一緒にいても他の誰かにメールをしていることが増えた。そんな些細なことがきっかけで、なにげなく恋人のメールを見てみたら、知らない異性との浮気の証拠がそこにあった。
<携帯電話で浮気がバレるキッカケランキングより>
人の携帯を見ることは悪いこと……と、誰もがわかっていることである。私も今だかって他人の携帯を見たことはない。しかし相手の携帯を見てしまう人の気持ちは好奇心というよりも“不安”からなのだと思う。
「相手の本心がわからないから……」こそなのだ。誰でも不安を抱えたまま、疑いを持ったままでいるのは苦しいはずである。気になって仕方ない、悩み続けていると仕事や生活に支障が出るかもしれないし、身体にも影響を及ぼすかもしれない。
中途半端でいたくない。
本当のことが知りたい。
確かめたい。
こんな気持でいるのは嫌。
きちんと証拠をつかみたい。
もし、相手の真実を知った上で自分が一歩踏み出す勇気が欲しい、ケジメをつけたい…とか、自分の人生を改めて見つめなおしたい、将来のことを真剣に考えたい、慎重に動いた上で別れや離婚に望みたいのならば、むやみに携帯を覗かずにこちらの本をお薦めしたい。
「彼のケータイ見る?見ない??動かぬ証拠、51の見つけ方」
―総合探偵社SPLASH代表 ・今野裕幸―(三才ブックス)
大切なのは暴くことより、それを知った上でどう生きていくかである。
出来れば携帯やPC、SNSからでなく直接相手の口から真実を教えてもらい話し合えればそれにこしたことはない。……が、自ら浮気や二股を教えてくれる人間はいないだろう。
しかし誰でも誤魔化されたり騙されたくはないのだ。
そして何より「自分の人生」は相手の嘘やSNSにより振り回されてはいけない。
(神崎桃子)
この、楽に連絡を取り合えて、相手を垣間見ることができるツールが数多く存在するということは確かに、便利は便利ではあるのだが……。そのお陰で誰が誰と繋がっているか、誰と交流し盛んに交際しているのかも、誰と頻繁にやりとりをしているのか、どの程度の仲なのか…なども分かってしまう恐ろしいツールでもある。
実際、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、FacebookやTwitterなどで浮気や交際がバレてるケースは多い。そりゃそうだろう。誰と何処にいたか。どんな友好関係があるのか。どんな書き込みをし、書き込みされているのかがわかるのだから……。
私の知り合いにはこのFacebookにより自分が“二股をかけられている”ことが発覚してしまった女性がいる。まさにソーシャル時代のイマドキの浮気発覚である。
付き合っていた彼をたまたまFacebook上で見つけた彼女。(※面白半分で探し出したともいえる)そこには、彼女の知らなかった真実が載せられていた。のウォールという掲示板には彼の近況が投稿されており、そこには必ず「いいね!」ボタンを押し、やたらコメントを残す女がいる。しかも馴れ馴れしい言葉で……。
『こいつ…なんか気になる…』
暫くの間Facebookで二人を泳がしながら捜査を続けると……。出てきたのだ! チェックイン機能。これは店の場所、時間、詳細など、誰と何処にいたかがわかる。極めつけは写真にタグ付けで一緒に写ってる写真。本人自らが公開させたり、アップさせなくとも相手が勝手にタグ付けして記載や書き込みを行えば彼の掲示板に出てきてしまうのだ。ご臨終さま……。
「誰っ? この女!!」
揉めたのはゆ〜までもない。
相手の女性の友達申請を解除させた。相手の女性も本当のことは知らされずいつの間にか友達から外されて、さぞかし悔しかったことであろう。
「キミとは浮気(不倫)だからFacebookには書かないでよ〜」
「思い出は残さないでくれ〜」
「写真アップ厳禁!」
などと禁止行為を伝え、相手に二股交際を最初から頼んでオッケーをもらえてれば問題ないだろうが……。二股がバレてそのままでいられるほど世の中そんな甘くはない。
また別の知人の女性は彼となかなか会えずにいた。
「残業になった」「接待が入っちゃって…」「最近仕事なんだ」「このところ忙しい…」とデートをドタキャンされたり、続けて断られていた。しかし、彼のやっているTwitterを探ると彼が仕事じゃなく遊び回ってることが発覚。「渋谷〇〇なう」「あ〜飲み過ぎた〜」などのリアルタイムなつぶやき。「〇〇の映画みる価値アリ」などの情報や写真のアップロードを発見……。こちらの誘いは断っておきながら彼は違う人間と戯れ、仕事でなく合コンに参加していたり……というわけだ。
また、とある友人は最近ずっと彼と連絡がとれなかった。携帯はいつも留守電、メールの返信もなくかれこれ一カ月……。彼女は彼との共通の友人A子から「アンタの彼氏ブログやってるよ」と聞かされ、彼がやっているというブログを訪問して驚いた。前記事を読むとブログで彼が“自分と別れた宣言”をしていたのだ。
「彼女とは別れた……」
「彼女とはスレ違いが多く……」
それを見たこっちがビックリしたという。ブログ上では私たちはとうに別れていた!? 「え〜〜っ?そんなこと聞いちゃいないよ!」別れ話などしていないのに勝手に別れられていた、切られていた……という悲しい話。ブログを介してそこではじめて彼の気持ちや本心を知ったという。最悪で一方的な別れ。しかも、コメントで他の女から慰められているではないか? 慰められたいのはこっちの方だ!!
SNS時代、今やその人のプライベートや友好関係や付き合いを知ることができる。そして、ゆうなれば見張ることもできるのだ。Facebookでは別人になりすまして友達申請することもできてしまうし、Twitterも簡単に相互フォロー出来てしまうし、実名を伏せプロフィールもいい加減、適当でも設定できる。ブログだって勝手に読むことができる。登録すればコメントもできる。
これらを使って調べたい人や気になる人に近づくこともできてしまう。元カノ、元カレ……など、探したい相手を見つけ出すことも可能。
個人情報や生活、人との付き合い方や真実の姿(裏ともいえる)を覗くことができてしまうのだ。
そして、リアルに付き合ってる人間やパートナーには教えていない情報や隠していることや嘘も暴くことが出来てしまうのだ! まったくもってSNSは浮気や不倫の温床であり、逆にそれがバレてしまうという危険なコミニティの場でもあるのだ。
また最近はFacebook離婚が上昇していることはメディアでも報道されている。
Product Reviewのニュース記事によると、フェイスブック等々のソーシャルネットワーキングなどによりアメリカでの離婚率が上昇しているとのこと。
自分のパートナーに隠れてSNSで親しくなった相手と頻繁に連絡を取り合い、親しくなり恋に発展し、リアルに会って関係を持ち……そしてそれがバレて離婚を突きつけられている夫婦が増えてきている。オンラインで離婚の手続きを行う弁護士のデータによると、離婚申請をした夫婦のうちの20%以上は、フェイスブックで知り合った相手との情事や会話がその発端となり離婚に至ったことが明らかになっている。
しかし、日本ではまだまだ浮気発覚はFacebookよりもメールや携帯の履歴が浮気発覚の一因となっている。
携帯電話で浮気がバレるキッカケランキングによると、圧倒的に1位となったのは、『浮気相手とやりとりしたメールを見られた』である。
……いつも相手の携帯をチェックしているわけではないけれど、なんとなく嫌な予感がした。最近一緒にいても他の誰かにメールをしていることが増えた。そんな些細なことがきっかけで、なにげなく恋人のメールを見てみたら、知らない異性との浮気の証拠がそこにあった。
<携帯電話で浮気がバレるキッカケランキングより>
人の携帯を見ることは悪いこと……と、誰もがわかっていることである。私も今だかって他人の携帯を見たことはない。しかし相手の携帯を見てしまう人の気持ちは好奇心というよりも“不安”からなのだと思う。
「相手の本心がわからないから……」こそなのだ。誰でも不安を抱えたまま、疑いを持ったままでいるのは苦しいはずである。気になって仕方ない、悩み続けていると仕事や生活に支障が出るかもしれないし、身体にも影響を及ぼすかもしれない。
中途半端でいたくない。
本当のことが知りたい。
確かめたい。
こんな気持でいるのは嫌。
きちんと証拠をつかみたい。
もし、相手の真実を知った上で自分が一歩踏み出す勇気が欲しい、ケジメをつけたい…とか、自分の人生を改めて見つめなおしたい、将来のことを真剣に考えたい、慎重に動いた上で別れや離婚に望みたいのならば、むやみに携帯を覗かずにこちらの本をお薦めしたい。
「彼のケータイ見る?見ない??動かぬ証拠、51の見つけ方」
―総合探偵社SPLASH代表 ・今野裕幸―(三才ブックス)
大切なのは暴くことより、それを知った上でどう生きていくかである。
出来れば携帯やPC、SNSからでなく直接相手の口から真実を教えてもらい話し合えればそれにこしたことはない。……が、自ら浮気や二股を教えてくれる人間はいないだろう。
しかし誰でも誤魔化されたり騙されたくはないのだ。
そして何より「自分の人生」は相手の嘘やSNSにより振り回されてはいけない。
(神崎桃子)