そういえば、33年間結婚もせずに支えてきた所属事務所の女性社長を解雇して自ら新社長となって物議を醸した歌手の小林幸子(58)は、その後どうしているのか。
「4月にあいさつ回りを始めたものの、まさに四面楚歌。来年の50周年に向けた計画も進まず、新曲リリースは延期されたまま。地元新潟県の旧山古志村で中越地震の復興のため続けてきた田植えイベントの出席も断られた。敏腕社長を失った大きさを改めて思い知らされているのでは」
こう明かすのは中堅プロダクション幹部。
中でも気が気じゃないのが、大みそかのNHK紅白歌合戦。その目安となる同局の「のど自慢」や「歌謡コンサート」などへのゲスト出演も減っている。これらは、解雇された前社長に同情的な音楽業界の空気も働いて、「半ば芸能界から“干された”状態」(関係者)。さすがの小林も危機感をつのらせ、芸能界に影響力のある仲介者に泣きついたのだという。
「仲直りのために、『小林から前社長に詫びを入れる』『相応の退職金を支払う』といった条件提示をしているが、結果は思わしくない。仲介者も『努力はするが、今度ばかりは難しい。金の問題ではなく、信義の問題』と話している。こんなときに、最後の頼みの綱になるはずだった演歌界のドン、長良じゅんさんが大型連休中に事故死したことも事態を悪化させている」と先の幹部。
前社長は、新たな現場でいきいきと働いているといい、小林との復縁など歯牙にもかけない様子だという。
「騒動の発端となった小林の結婚を問題視する声も出ている。紅白復帰のための離婚もあるかもしれない」(芸能ジャーナリスト)
究極の選択か。